
ダイエットをしているけど、実はどうも「運動」は嫌だなあとか、面倒だなあと感じている方が意外に少なくないのではないのでしょうか?
毎日忙しく過ごしているので、わざわざ時間を作ってジムに通ったり、ランニングしたりする時間がとれないとお悩みの方も多いのではないでしょうか?
でも、効果的なダイエットのためには、運動が必要なのです。
確かに食事制限だけでも痩せますけれども、運動をすることで食事制限の効果を促進したり、代謝を上げて痩せやすい体にしたり、痩せた体をキープすることとができるからなのです。
だからこそ、忙しい日々の中でダイエットの為にどうせ運動するなら、効果的な運動を効果的なタイミングで行いたいですよね。
今回は、運動不足や運動嫌いの方でもダイエットに挫折しないように、ダイエットに効果的なのはどんな運動で、いつ運動するのが効果的なのかをご説明します。
この記事の目次
ダイエットに効果的な運動
運動不足や運動嫌いの方がダイエットするにおいて効果的な運動は「歩くこと」です。
ある程度運動に慣れている方や、運動するのが好きな方は、有酸素運動を積極的に行ってください。
有酸素運動とは、ウォーキング、ジョギング、ランニング、サイクリング、エアロビクス、水泳、エアロビクスなどです。
ですがここでは、普段から運動不足であるとか、運動嫌いという方が対象なので「ウォーキング」というよりは「歩く」運動をしてください。
歩くことなら、運動不足や運動嫌いの方でも多少なりとも行っているのですから、まず、一日に歩く時間を増やすことから運動を始めて欲しいのです。
そうすれば、今まであまり動かしていなかった体が目覚めていきますし、使ってなかった筋肉も少しずつ鍛えられていきます。
最初のうちは大して歩かないうちに疲れてしまったり、筋肉痛や足の痛みを感じることと思いますが、少しずつ慣れていって歩く時間を伸ばすことができます。
運動の効果が表れるのは20分後と言われますので、最初は少なくとも20分間歩くことから始めてください。
もし、20分間でもキツイのであれば、できるだけで大丈夫です。
少しずつ歩く時間を伸ばしていきましょう。
最終的には1日1時間を毎日歩くことができれば、ダイエットにも健康のためにも効果的です。
痩せるために効果的な歩き方については、以下の記事をチェックしてくださいね。
[歩くだけでダイエット]痩せる歩き方で脂肪を燃やそう!ヤセ体質になろう!
https://finaldiet.jp/metabo-diet/aruku-diet-yaseru-arukikata/
運動に適している時間帯
では、いつ運動するのが効果的かといいますと、「日中」です。
人間の体には、体内時計があり、活動的になっている時間帯と体を休ませる時間帯がありますが、この仕組みは「自律神経」と関わっています。
「自律神経」には「交感神経」と「副交感神経」があって、どちらかが優位になれば、もう一方が休むというようにバランスを取りながら働いています。
交感神経は、活動していたり、緊張・ストレスのあるときに働きます。
副交感神経は、リラックスしているときに働きます。
運動というのは、活発な動きをすることですので、運動に効果的な時間は、体が活動的になっている交感神経が優位な時間帯ということになります。
交感神経が優位なのは、昼間(日の出から日没まで)
副交感神経が優位なのは、夜間
すなわち、運動に効果的な時間は、体が活動的になっている交感神経が優位な日中の時間帯(日の出から日没まで)ということになります。
脂肪を燃焼させる代謝の働きも、体温が上がる日中の方が活発になります。
一方、夜間では、副交感神経が優位になるのでリラックスしたり休息を取るのに適しています。
すなわち、夜間に運動しても運動の効果は期待できませんし、休息をとらなければいけない時間に体を活性化させてしまうと、緊張状態になってしまうので、眠れなくなってしまうことになります。
だから、日の出から日没までの時間帯が交感神経が優位なので、運動もこの時間帯で行うことが良いのです。
いつ歩くのがダイエットに効果的?
運動不足や運動嫌いの方がダイエットするにおいて効果的な運動は「歩くこと」です。
そして運動するのに最も効果的な時間帯は、交感神経が優位な日の出から日没までです。
では、何時に歩くのがダイエットに効果的なのでしょうか?
結論から言いますと、運動不足や運動嫌いの方がダイエットの為に歩くのに効果的な日中の時間は、自分のライフスタイルに合った時間です。
それは何故かと言いますと、ダイエットの運動は続けられるということがとても大事だからです。
例えば、一日のうちで最も体温が高くなる16時ぐらいの時間帯に運動するのが脂肪を燃焼させるためにはベストだという説があります。
しかし、16時に運動する時間をとれるライフスタイルでないと毎日運動を続けることが難しくなります。
ですから、一日のスケジュールの中で時間が取りやすくて、継続しやすい時間帯に運動するのが効果的と言えるのです。
おススメは朝に歩くこと
継続しやすい時間帯というのであれば、お勤めの方でしたら、朝の出勤前の時間帯がベストではないでしょうか?
何故なら、毎日決まった時間に出勤しなければならないという「決め事」があるので、歩く時間を一日のスケジュールに組み込みやすいからです。
仕事を終えてからということであると、日によっては残業や用事などがあるので決まった時間に歩くということを習慣化することが難しくなります。
しかも、朝に歩くことはダイエット効果だけでなくいろいろなメリットがあります。
朝に歩くことのメリット
- 朝の爽やかな空気を吸うことで気分がリフレッシュする
- 朝日を浴びると、夜間に睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されるので寝入りが良くなる
- 幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が活発になるので、朝から幸せ気分になる
- 第二の心臓と呼ばれる「ふくらはぎ」の筋肉が鍛えられるので、血流が良くなる
- 酸素を取り入れる量が増えるので、脳が活性化するから、仕事の効率も上がる
- 肩甲骨周りの筋肉が鍛えられるので、代謝がアップする、肩こりも和らぐ
- 自律神経を鍛えることができるので体調が良くなる
- 自律神経の働きが良くなるので、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になり、便通が改善される
- 免疫細胞のNK細胞が活性化されるので、免疫力が上がる
朝食はどうする?
朝活で運動をするにおいて朝食は食べるか、食べないかで意見が分かれます。
しかし、これも自分に合った方を選んでください。
今まで朝食抜きで生活してきた方は、そのまま朝食抜きで歩いても大丈夫です。
いつも朝食を食べているという方は、朝食の30分後に歩いてください。
脂肪を燃焼させるのに最も効果的な時間は、食事をして体温が温まった後の時間帯です。
低血糖の方は食べないで運動すると体調を悪くするので、必ず食べてから運動をしてください。
ただし、水分はいつでも補給できるように水を携帯するようにしてください。
朝に時間が取れない場合は?
16時ごろが一日のうちでもっとも体温が高いと言われますので、16時ごろの運動が脂肪を燃焼させやすいので、そこで歩くのが一番良いです。
ランチの後に時間が取れるというなら、ランチの30分後に歩いてください。
夜間しか時間がとれない
夜でないと歩く時間を作れないというのであれば、普段の動きの中で歩く時間を増やしましょう。
例えば、駅まで行くのに自転車やバスを利用せず歩く、一駅手前で降りて歩く、エレベーターやエスカレーターを使わないで階段を歩くというように工夫すれば、歩く時間を増やすことができます。
デスクワークの方でも、社内を活発に動き回る、買い物を買って出る、休憩時間に外出するなどのことができると思います。
それでも夜間しか時間がないというのならば、夕食の30分後以降で、寝る2時間前までに終わらせることができる時間帯に歩きましょう。
そうすれば、寝る前までには体がリラックスして副交感神経が優位になるので快適な睡眠へと導かれていきます。
とにかく歩くことを習慣にできるように、一番良い時間帯を自分のライフサイクルの中で選ぶことが大切なのです。
まとめ
いかがでしたか。ダイエットのためにする運動はいつが最も効果的な時間帯なのかというと、交感神経が優位になる「日中」の時間帯ということでした。また、今回の記事では特に運動不足や運動嫌いの方が続けていけるダイエット運動として朝の時間帯に歩くことをおすすめしました。しかも歩くことで、幸せホルモンのセロトニンも分泌されるということですので、毎朝歩いてハッピーな気分で一日をスタートして、楽しくダイエットして行きましょうね。
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