
ご存知でしょうか? ツラい腹筋をしなくてもぽっこりお腹を引っ込める方法があるということを?
ぽっこりお腹の正体は、腸の周りについている内臓脂肪です。
内臓脂肪を落とすには普段の食事をちょっと変えて、ほんの少し生活習慣を改善すれば、最速で落ちて行くのです。
そこで今回は、腹筋なしで内臓脂肪を最速で落とす方法をご紹介しますね。
この記事の目次
そもそもぽっこりお腹の何が問題?
ぽっこりお腹を気にしている女性の中には、お腹以外の部分はとくに太っていなくて、体重が標準体重内、BMI値も22以内におさまっている人が多いです。
ですから”お腹が多少出ていることの何が悪いの?”と思いがちですが、問題はそのお腹のお肉を構成している内臓脂肪なのです。
内臓脂肪が基準値を超えると生活習慣病にかかるリスクが増えてしまいますから、ぽっこりお腹はそのままにしておかない方がいいのです。
では、内臓脂肪はどの程度まで落とすべきなのでしょうか?
まずは、今の自分の内臓脂肪の数値と、年齢に応じた適正な内臓脂肪の数値を知っておきましょう。
適正な内臓脂肪の数値とは?
内臓脂肪は、体組成計を使って測ることができます。
以下は体組成計メーカーのオムロンとタニタが示している内臓脂肪の数値=内臓脂肪レベルです。
- 1~9 標準
- 10~14 やや過剰
- 15以上 過剰
内臓脂肪レベルが10を超えているのでしたら、すぐにでもぽっこりお腹を引っ込める対策を講じた方がいいですよ。
なお、体組成計が無い場合は体脂肪率を見れば内臓脂肪が多いのか少ないのかを判断できます。
女性は体脂肪が23%から29%、男性は19%から23%の範囲内であれば、内臓脂肪が過剰ということではありません。
体組成計はスマホのアプリと連動して記録できるものがおススメです。
内臓脂肪がつく原因は?
内臓脂肪とは、食事から摂取した糖や脂質が消費しきれずに、腸を固定している「腸間膜」(ちょうかんまく)や肝臓の周りについてしまった脂肪のことです。
内臓脂肪がつく原因は”食べ過ぎ”です。
”食べ過ぎ”と言われて、”失礼な!私はそんなに大食いじゃないわ!”と思うでしょう?
では、”普段は外食やコンビニ弁当が多い”とか、仕事がデスクワーク、日常生活であまり歩かない、動かないなどのことなら、思い当たるのではないでしょうか?
問題はそこなのです。
私たちは気づいていないのです。普段の食事や生活習慣が、知らず知らずのうちに内臓脂肪を増やしていることに。
それでも自分の食生活に問題があるとは思えない方は、ご自分の普段の食事の色を見てください。
普段の食事が茶色いなら内臓脂肪がつきやすい!
普段の食卓に茶色い食べものが多いのならそれは内臓脂肪がたまりやすい食事です。
- 丼物(カツ丼、天丼、親子丼、牛丼など)
- カレーライス、オムライス、チャーハン
- 唐揚げなどの揚げ物
- 焼き鳥などの焼き物
- 粉もの(お好み焼き、たこ焼きなど)
- ハンバーガーなどファストフードもの
- ラーメン、パスタ、ピザ
- スィーツ(クッキー、パンケーキ、シュークリーム、菓子パンなど)
- カフェラテなど甘い飲み物
- お酒
また、穀類の場合は玄米、ライ麦パン、そばなどの色が茶色や黒の食べ物よりも、色が白い米、パン、うどん、ラーメンなどの方が摂り過ぎると内臓脂肪がつきやすくなります。
どうですか? どれも普段、普通に食べているものではありませんか?
ですから私たちは日常で知らず知らずのうちに高カロリー、高脂肪、高コレステロール、高脂質、高糖質の食事でお腹に内臓脂肪を溜めて行ってるのです。
運動不足と加齢が内臓脂肪の増加に追い打ちをかける!
私たちの日常生活そのものが、内臓脂肪の増加に追い打ちをかけています。
車、電車、エレベーター、エスカレーターで移動する、通販による買い物、家電による家事など、体を動かさずにして生活できる日常生活が運動不足を増長しカロリーの消費をますます少なくするのです。
さらに、40代以上であれば加齢が代謝を衰えさせるので、食べたものが消化しきれず、内臓脂肪としてため込まれやすくなります。
20代のころと変わらない食事内容と量を40代を超えても続けているのなら、ぽっこりお腹になっても全然不思議ではありませんよ。
かくして食べ過ぎと運動不足の日常が私たちの内臓脂肪を確実に増やしていくのです。
日常生活を少し改善するだけで内臓脂肪はすぐに落ちる!

内臓脂肪を増やす原因は、食べ過ぎと運動不足にあるということが分かりました。
では内臓脂肪を落とすには、しかもすぐに落とすにはどうしたらいいのでしょうか?
それは普段の食事の内容や食事のし方を変えることです。
そうすれば内臓脂肪を簡単に落とすことができますよ。具体的に説明していきますね。
食事をちょっと改善すれば内臓脂肪はすぐに落ちる
普段の高カロリー、高脂肪、高コレステロール、高脂質、高糖質の食事が内臓脂肪を増やしているので、これを改めていったらすぐにでも結果が出ます。
しかし、いきなり低カロリー、低脂肪、低コレステロール、低脂質、低糖質の食事にがらりと変えなくてもいいのですよ。
たとえば、普段から野菜をほとんど食べないのに3食サラダにするとか、野菜スムージーにするとか、いきなり無理やりなことをやらないでくださいね。
無理してやるとストレスになって食べる量が増えてしまうとか、普段食べないジャンクフードも食べてしまうというようなことになって逆効果ですから。
成功するコツは、できることから少しづつやっていくことです。
たとえば、間食をやめる、揚げ物を食べない、おかわりをしないなど1週間やるだけでもすぐに結果がでます。
結果が出れば、もっと大きなことにチャレンジしやすくなりますし、続けやすくなります。
以下に食事改善の仕方を提案しましたので、着手しやすいことからやってみてくださいね。
果物&野菜ファーストの食べ順に変える
内臓脂肪を最速で減らすためには、食事に対する考え方の大革命が必要になります。
まず、内臓脂肪増やしていたのは茶色の食事ですから、これからは緑、赤、黄色など色とりどりの食事を摂るように意識改革しましょう。
具体的には果物と野菜をもっと増やすことです。
さらにこれまで食事の一番最後に食べていたデザートとしての果物を一番最初に食べてください。
果物と野菜を増やして、食べ順を変えること、この2点をやればすぐにでも内臓脂肪が減ります!それは私も体験して実証済みです。
具体的なやり方は、最初に果物、次に生野菜そして20分ほどたったらいつもの食事をする、これだけです。
胃の中に何もない、空腹のときに果物を食べることで胃の消化酵素を節約することができますから、あとから高カロリーの食事をしても、消化しきれずに内臓脂肪になることを防ぐからです。
野菜と果物は好きなだけ食べて、他の食べ物を食べる前にお腹をいっぱいにしてしまいましょう。
そうすれば、食事量を無理に減らすことなくダイエットすることができますよ。
詳しいことはこちらの記事を参考にしてくださいね。
腹八分目にする
果物や野菜が苦手なので食事の内容を変えることができないという方は普段の食事を腹八分目でやめる工夫をしていきましょう。
- 食事前の空腹なときに果物を食べる(20分後に普通の食事をする)
- お茶碗を子供用のお茶碗に変える
- 朝、昼、夜へとご飯の量を減らす
- 大盛りや、おかわりをしない
- 白米ではなく、玄米にする(玄米は白米よりも固いのでよく噛む必要があり、腹持ちもいい)
- ゆっくりとよく噛んで食べるため、ひとくち20から30回噛む。ご飯をひとくち口に入れたら、いったん箸を置いてよく噛む
夜遅く食べるのをやめる

午後8時以降は食事をしないようにすると、内臓脂肪はすぐに減ります。
とは言え、残業がある、家が遠いので帰宅時間が遅くなるというような状況ってありますから、夜8時までに食事をするのって簡単ではないですよね。
でもぽっこりお腹を形成しやすいのは、昼間食べたものよりも夜に食べたものなのですよ。
そこでご提案したいのは、職場や帰宅途中で夕飯を済ますことです。
でも居酒屋で飲みながら食事とかいうのは避けて、サラダ専門店とかファミレスなどなるべく野菜の多い食事の食べられる店に行ってくださいね。
これはやってみる価値がありますよ。違いを大きく生み出しますから。
それでも夜遅くになってしまうーという方は以下の記事を読んで夜遅く食べることの恐ろしさを知ってくださいね。
まとめ
ぽっこりお腹は見た目が悪いだけではなく、お腹についている内臓脂肪が増えすぎると生活習慣病になるリスクがあります。
内臓脂肪は食べ過ぎと運動不足が大きな原因ですが、まずは普段の食事を改善することで内臓脂肪を減らすことができます。
こんなところから始めてみてくださいね。
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- 食べ順を果物・野菜ファーストに変える
- 腹八分目にする
- 夜遅く食べるのをやめる