
ダイエット中は甘い飲み物も飲めないって思うと、無性に欲しくなってしまいますよね。
”だったら「ノンシュガー」・「糖質オフ」・「カロリーゼロ」とかのダイエット・ドリンクなら大丈夫ないんじゃないの?”
と、”太らなそうな”飲み物へ手が伸びてしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください!
砂糖不使用とかゼロ・カロリーでも、”甘い飲み物”には注意が必要! 飲み過ぎるとかえって太りやすくなってしまうのです。
でも、一方、”甘くても太らない飲み物”だってあるんです!
そこで今回は”ダイエット中に飲んではいけない太る飲み物”と”甘くても太らない飲み物”についてご説明します。
この記事の目次
飲んだら太る飲み物ワースト6
まず、”飲んだら太る危険な飲み物ワースト6”をリストアップしますね。
1. 砂糖や人工甘味料入りのドリンク・・・市販のドリンクほとんど全部です!
2. 炭酸入りドリンク
3. カフェ系の甘い飲料・・・カフェオレ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカ、ココアオレなど砂糖、ミルク、ホイップクリーム入りカフェ飲料全部
4. 酒類
5. 市販の野菜orフルーツジュース、ドリンク(果汁100%でもダメ)
6. 氷入りドリンク・・・フローズン・ドリンク、フラペチーノなど
上記の飲み物の中には意外なものもあったかもしれませんね。
ではどうしてこれらの飲み物が太るのか説明していきます。
人工甘味料入りのドリンクは太る
砂糖が入った飲料が太ると知っていても、人工甘味料入りの飲み物も太るとは意外だったでしょう?
だって、「ノンシュガー」・「シュガーレス」・「ゼロカロリー」・「糖質オフ」などや「ダイエットドリンク」という表記がありますからね。
砂糖を使っていなければ、こういう表現をしてもいいのですが、”飲んでも太らない”わけではありません。
たとえば人工甘味料として有名な「コーンシロップ」は果糖ブドウ糖液糖、異性果糖、液体果糖とも表示されていますが、「コーンシロップ」入りのドリンクが太る理由は主に2つあります。
[1] おびただしい量の糖分で太る
人工甘味料のカロリーは低カロリーもしくはカロリーゼロであっても、糖分はゼロではありませんので太ります。
コーンシロップが体内に入ると、自然ではあり得ないような過剰なフルクトース(果糖)が肝臓に入ることになり、そこから中性脂肪、コレステロールがつくられます。(出典:機能医学・内科医 賀来伶華著「太りたくなければ、体の『毒』を抜きなさい!」P.54&P.56、2017年11月30日、三笠書房発行)
人工甘味料の最大の問題は、砂糖よりもずっと甘いことです。
そしてこの砂糖よりもはるかに甘い物質が、私たちの脳を混乱させてしまいます。
脳が混乱する理由の一つは、人工甘味料も白砂糖と同じく、栄養分が失われている「エンプティカロリー食品」だからです。
「エンプティカロリー食品」を食べても、栄養が脳に届かないので、”食べているのになんで栄養がこないんだろう?”という脳が混乱し、”もっと食べてくれ、栄養をくれ”という信号を出すので、人工甘味料入りのドリンクをますます飲みたくなってしまうのです!
つまり、人口甘味料入りドリンクは甘味中毒になりやすい飲み物なのです。
もう一つ、人工甘味料が脳を混乱させる理由は、人工甘味料が空腹感を増すホルモン(インスリンとレプチン)の放出を促進させてしまうということです。
だから、人工甘味料入りのドリンクを飲んでいれば太らないということではなく、むしろもっと甘味を欲しがる甘味中毒になってしまう可能性が大いにあります!
砂糖や人工甘味料がいかに悪者かは以下の記事に詳しく書いていますのでチェックしてみてくださいね。
炭酸飲料は太る
そもそも炭酸水は、食欲をそそるように食前に軽く楽しむ食前酒(アペリティフ)として飲まれているものです。
炭酸が胃を刺激して食欲を増すからです。
最近では、”ものを飲み込みにくい障害が改善する”とも言われていますから、食べることを促進するための飲み物として最適なんです!
さらに炭酸水を飲みやすくするために砂糖が添加されていますから、ダイエットには向きません。
カフェオレなどカフェ系ドリンクは太る
カフェオレ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカ、ココアオレ、マウントレーニアなどミルクやホイップクリーム入りカフェ飲料は、大変糖分が多く、脂肪分も高いので、ダイエットの敵です。
さらにカフェ系飲み物はおしゃれですし、視覚からも誘惑されてしまいますから繰り返し飲んでしまうという、中毒性があります。
ただし、ラテやオレのミルクの代わりに無糖で無添加の豆乳を使うのであればOKです。
また、「ココナッツミルク」や「アーモンドミルク」を代わりにしてもOKですが、生で無塩のココナッツかアーモンドを使ってください。
ただし、市販の「アーモンドミルク」や「ココナッツミルク」は砂糖が加えられているのでダメですから、自分で作るしかないですね。
お酒は糖分もカロリーも高いから太る
ダイエットをしたいのなら、お酒はあきらめてください。
もともと糖分やカロリーが高いのに加えて、ビールはプリン体という高尿酸血症や通風を引き起こす物質が含まれているので健康にもよくありません。
また、お酒を飲む時間は夜ですから、太る時間帯に太る成分を摂ってしまうことになります。
さらにお酒の肴(さかな)は、たいてい高カロリー、高脂肪のおつまみですから、太る要因が満載です。
コールドドリンクや氷入り飲料も太る
夏季にはどうしても氷入りの冷たい飲み物が欲しくなりますが、フローズン・ドリンク、フラペチーノなど氷をたっぷり入れた甘いドリンクも、太りやすいのでダメです。
氷入りの飲み物は、胃腸を冷やしますから、代謝が悪くなるので、太りやすくなってしまいます。
最近はやりの”タピオカドリンク”なんかは、タピオカのでんぷん(炭水化物)と糖分、そしてミルクやホイップクリームも加えられた場合は、脂肪分もたくさんとってしまいますから太りますよ!
飲んでも太らない甘い飲み物

甘いもの好きの人にとって甘味のない生活ほどツライものはありませんよね。
人生の楽しみの一つが奪われている気がしませんか?
甘味をとらないでいることが大変なストレスになってしまうのなら、我慢せず甘い物を飲みましょう。
でも何でもいいという訳には行きません。
では、甘くても太らない飲み物とはどんな飲み物なのでしょうか?
自家製のフルーツジュースなら自然の甘さで太らない

甘い飲み物を飲みたいのなら、何と言ってもフレッシュな自家製のフルーツジュースです。
フルーツにセロリやキュウリ、緑黄色野菜を加えたミックス・ジュースでもOKです。
フレッシュな野菜や果物の自家製ジュースを飲むことは、食物繊維を壊すことなく、新鮮なまま体に取り入れることができるからです。
しかも、ビタミン、ミネラル、酵素も豊富に含まれています。
ただし、市販のジュースはダメです!
何故なら市販のジュースは殺菌のため加熱処理されているからです。
フルーツが加熱処理されると食物繊維、酵素、ビタミンなどが失わるので、飲んでも意味がありません。
ですから、フレッシュな果物を皮ごとミキサーにかけて自家製ジュースを作ってください。
自家製ジュースの作り方は以下の記事を参考にしてくださいね。
ダイエット習慣をつくる効果的なグリーンスムージーの作り方と飲み方
果糖は太るという心配はご無用
フルーツには果糖という”糖”が含まれているから、自家製のフルーツ・ジュースを飲んでも太るのではないかと心配する人は多いです。
お菓子や甘いドリンクの成分表に、”果糖ブドウ糖液糖、異性果糖、液体果糖”などと表示されていることからそう思うのかもしれません。
しかし、フルーツに含まれている果糖では太ることがありません。
果物には繊維が豊富に含まれているため、血液中への糖の吸収は穏やかで、白砂糖や白米を食べた時のように血液の中を糖の大洪水にするようなことはありません。 (出典:自然健康・治癒学博士 松田麻美子著「だれもが100%スリム!常識破りの超健康革命」P.65、グスコー出版、2002年3月8日)
フルーツを生で食べたり、自家製のジュースにしたりすれば、果糖だけを単体で摂ることになりませんので、太りませんから安心して食べてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。 太りたくなければ”砂糖入り”と、「ノンシュガー」・「シュガーレス」・「ゼロカロリー」・「糖質オフ」など人工甘味料入りの飲食物に永遠にさようならを言ってください。
その代わりに甘味は新鮮なフルーツからとりいれてください。
市販のジュースではなく、新鮮な果物でジュースやスムージーを作れば自然の甘味を楽しめるばかりではなく、食物繊維やビタミン、ミネラル、酵素も豊富に摂れるので美容と健康に役立つばかりか、ダイエットに大変良いですよ。
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