
ダイエットを成功させるためには、失敗することをやらないことです。
” えっ? そんなの当たり前じゃない!? “ とお思いでしょうね。
でも意外に「何をするとダイエットに失敗するのか」を分かっていないものなのです。
だから、知らないうちに失敗要因になることをやってしまって、
” こんなに頑張っているのになかなか痩せない “、ということになるのです。
そこで本格的にダイエットを始める前に、何がダイエットの失敗要因になっているのかを見極めていきましょう。
この記事の目次
ダイエット失敗要因:食事編
それでは、まず自分の食生活の中でダイエットの成功をはばむ要因を見つけていきましょう。
この中にはおそらく、「太ると知っていてもやっていたこと」と、「太るとは知らずにやっていたこと」があるでしょう。
どちらにしても「何故これをすると太るのか」を知っておくことはダイエットの失敗を回避するために必要なことです。
このなかでまず比較的簡単にやめられそうなことを選んで、やらないことにしましょう。
(1)太る時間に食べる
人間が食べ物を食べたり、消化したり、栄養を取り込んだり、排泄したりするのには最も効果的な時間帯があります。
しかし、食べるのに不適切な時間帯に食べると、消化や吸収、排泄がうまく行われないので、胸やけや胃酸過多などの消化不良が起こったり、消化しきれなかったものが体内で腐敗してガスが出たりという現象が起こります。
しかも、消化がうまく行かなかった食べ物は排出もされず、体内に貯めこまれてしまうので太ってしまいます。
食事は正午から午後8時の間にするのが最も適切に消化、吸収されます。
ですから、今、夜遅く食べる習慣があるのでしたらすぐにやめるべきです。
そしてライフスタイルを見直して、食事は正午から午後8時の間に済ませられるよう、変えていきましょう。
また、” 夜8時以降に何も食べないとお腹が空いて寝られないんじゃないか? “と心配になるかもしれませんが、正午から午後8時の間にきっちりと食事をとるようにすれば、大丈夫です。
なお、食べる時間帯について詳しく説明しているこの記事も参考にしてくださいね。
(2)食事をないがしろにする
人は食べなければ生きていけません。
これはダイエットをするしないに関わらず、生きていくのに必要なことです。
でもとにかく痩せたい、ダイエットに成功したいと思うあまり「食べること自体が良くない事」のように錯覚してしまいがちですので十分注意しましょう。極端に言えば、拒食症になる危険性がありますので。
食事は大事です。でもただ食べればいいというものではなく、どの食べ物がどのように自分の健康を作っていくのかを知っているべきなのです。
何よりもまず、新鮮な果物と野菜が人間にとって大事な食物だということを覚えておいてください。
(3)悪しき食べ癖
夜遅く食べることだけではなく、以下の食生活はダイエットの成功と健康をはばむのですぐに改めましょう。
早食いをやめる
早食いの習慣は太る原因ですので、改めましょう。
ゆっくりと食事をするためには、よく噛んで食べることです。そうすると、満腹中枢が刺激されて早めに満腹感を感じるので適量で食事を終えることができ、食べすぎをふせぎます。
また、唾液がたくさん出るので消化にも良く、あごや顔の筋肉を動かすので顔がたるみにくくなります。
よく噛んで食べることを習慣にするために、
食事時間に余裕をもちましょう。
テレビやスマホを見ながらなどの、ながら食べはやめましょう。
なるべく一人での食事は避けて誰かと一緒にお食事を楽しみましょう。
偏食をやめる
偏食は文字通り、栄養がかたより、栄養失調になることですからダイエットに失敗する原因になります。
何故なら、人間の体は栄養失調になると脳が危機感を察知するので、食べた物を何でも体内に貯めこもうとしますから体内脂肪が増えてしまうのです。
同じく、ダイエットだからという理由で同じものばかり食べるのもやめましょう。
「バナナダイエット」、「リンゴダイエット」など「○○だけ食べて痩せる」というようなダイエットでは、一時的に痩せるかもしれませんが、栄養失調になってしまいます。
また、飽きて、もとの食生活に戻ってしまうので必ずリバウンドしてしまいます。
さらに一日にとるカロリーを低く押さえればいいという理由で、自分の好きな食べ物だけを食べて痩せようとするダイエットもやめましょう。
例えば、低カロリーのお菓子、ノンシュガーのドリンク、ゼロカロリー食品、低糖質食品だけを摂って瘦せようとするのは、栄養失調とリバウンドのもとです。
ストレス解消食いをやめる
やけ食い・やけ酒などでストレス解消することはやめ、他の方法でストレスを解消しましょう。
カラオケやダンスなどのように体を動かすことはストレスを発散しやすいですし、ダイエットにもなります。
また、間食の癖も改めましょう。
間食を改めるのが難しければ、せめて、食べるのに適した時間帯である正午から午後8時の間だけと限定して間食をしましょう。
イライラや口さみしさを回避するにはガム、するめ、乾燥昆布など噛みごたえのあるものを食べることです。
なんとなく食べるのをやめる
” お昼だからランチを食べよう “ など「食事の時間になった」ので、お腹が空いていないのに食べるという考え方を見直してみましょう。
人間は本来ならば「お腹が空いたら食べる」という生きものなのですが、食事の時間という「習慣」に従って食べるべき時間を決めてしまっています。
ダイエットを始めるにあたって、お腹が空いたので食べるという考え方に変えてみてはいかがでしょうか。
仕事や家庭のスケジュールがあるので空腹時に食べる習慣を作るのは難しいかもしれませんが、極力トライしてみましょう。
少なくとも、お腹が空いていないのに、「ランチの時間だから食べよう」というような考えを捨ててみませんか。
さらに食べ歩き・食べ放題・バイキングへ行くなどのグルメ的な趣味についても見直してみましょう。
食べることを心から楽しんでいるのならいいのですが、「太るかなあ」と心配しながら食べているのであれば、回数を減らすとか、特別なお祝いの時だけなどと制限をしてみてはいかがでしょうか。
ダイエット失敗要因:生活習慣編
ダイエットに成功するために大事なのは、食事の他に運動と睡眠と生活習慣においてのダイエット失敗要因を排除することです。
(4)楽をする
日々の生活の中で、楽をしていることをやめて、痩せる生活習慣をつくりましょう。
私の経験では、駅まで往復30分歩く、階段を使う、電車の中で立つ生活に変えただけでも、1か月に1キロ減りました。
- エレベーターやエスカレーターでなく階段を使う
- 電車の中で座らずに立っている
- 通勤の駅までや買い物は自転車でなく、歩く
- 通販にばかり頼るのをやめ、買い物に出かける
- 家電に頼る家事をやめる
- 座ってばかりの生活をやめる
- だらだらとテレビやインターネットを見るのをやめる
このように、ランニングをする、水泳をする、ジムに通うなど特別な運動を始めなくても日常で体を極力動かすことができるはずです。
(5)太る買い物癖
空腹のときに食品の買い物に行くのは避けましょう。
食品の買いだめをしないようにしましょう。
いずれの癖も、食べすぎのもとですし、食品を余らせてしまうのでもったいないことになります。セールだからと言って、必要のない食べ物を買わない事です。常に新鮮なものを食べるためにもその都度買いましょう。
事情により、頻繁に買い物に行けない場合は、冷凍保存できるものを選んだり、作り置きをしましょう。
買いだめ買いすぎを避ける方法としては、食事のメニューを決めておいたり、食費の予算を決めておくことです。
買う時や料理する時点で計画をして、残り物がもったいないと言って食べることを避けましょう。
(6)夜更かし
夜更かしの習慣はダイエットを失敗させるので、すぐにでも改めるべきです。
まず、睡眠不足は肥満になりやすいので、睡眠時間は7~8時間とるようにしましょう。
そして、痩せホルモンと言われる「成長ホルモン」や「コルチゾール」が分泌しやすいように午前0時までには就寝しましょう。
充分に質の良い睡眠をとることは肌にも、アンチエイジングにも、健康にも良いことです。
睡眠について詳しくはこの記事をご覧ください。
(7)体を冷やす
女性は冷え症の人が多いのですが、冷えに対してそれほど危機感を感じていない方も多いようです。
体が冷えていて体温が下がることは、体内の血流を悪くしますので老廃物の流れも悪くなりますから、むくみや無駄な脂肪を体内にためこむ原因となり、ダイエットに失敗しやすくなります。
また、冷えは免疫力を下げるので風邪などの感染症にかかりやすくなります。
ですが、冷えは日常のちょっとした工夫で冷え性を改善することができます。
たとえば、毎日入浴をする、運動不足なら体を動かす、厚着をする、使い捨てカイロを身に着ける、体を温める食品をとるなどです。
ダイエットを始める前に、冷えも改善しておきましょう。
失敗要因を少しずつ排除する
以上が、ダイエットの失敗要因となっているものですが、これらを放置したまま本格的なダイエットを始めるのは賢明なやり方ではありません。
むしろこれらの失敗要因を片づけてしまうことがダイエット成功の近道になります。
どういうことかといいますと
例えば部屋を片づけるときに、不要なものやゴミを先に片づけないとキレイにすることはできません。
ダイエットも同様に、痩せるためにならないものをまず片づけないと、どんなに素晴らしいダイエットを一生懸命やっても成功することはできません。
また、ダイエットという行為は今までの日常になかったことですので、慣れていないので緊張しますし、余計な時間とエネルギーを費やすことになります。
つまり、今までの生活の中にあった太る要因も取り去りながら、新しくダイエットという行為を1日の限られた時間の中でやっていくのですから、忙しくなりますし気持ち的に「いっぱいいっぱい」になってしまいます。
もちろん両方とも器用にこなせる方はおられるでしょうが、ダイエットに失敗しないために、もっとシンプルに先にダイエットの邪魔物を片づけてしまおうということなのです。
しかも、片づけやすい邪魔物から先に片づけていきます。
片づけやすい邪魔物を排除するのに成功すれば、本格的にダイエットを始める前に成功体験を味わうことになります。
例えば、夜遅く食べる習慣を改めただけでも、確実に体重が減るはずです。
私の場合は、運動不足の解消を日常で体を動かす工夫をしたことで、1キロですが体重を減らすことができた成功体験がとても嬉しかったですし、これならダイエットに成功できるかもしれないという自信を得ました。
少しずつ成功体験を味わう
この成功体験が大事なのです!
どんなに小さなことでも、成功したことは自信になります。
まず、これまでの生活の中にあった「ダイエット失敗要因」を一つ一つ、少しずつ排除していくこと、改めていくことが出来たら、その経験は成功体験ですから、次に本格的なダイエットに挑戦していける勇気を得ることができるのです。
しかも最初から成功を味わうことは、うまく行かないときの励みになります。
ですから、まずダイエットの失敗要因を一つ一つ排除していき、成功体験を積み上げて自信をもって本格的なダイエットを始めましょう!