
”どうしても痩せたいと思っているのに、食べてしまう・・・”
””食べちゃいけない、我慢しなきゃと思えば思うほど、食欲がとまらない・・・”
と、お嘆きのあなた、そんな風に悩んでいるのはあなただけではありません。ましてや、自分の食欲を抑えられないからと言って、自己嫌悪におちいらないでください。
人間は食欲と戦って勝つことはできません。それよりも私たちを無駄に太らせる余分な食欲を排除してしまえばいいのです。
そこで今回は、痩せたいのに食べてしまう人が無駄な食欲を抑える方法を7つご紹介いたします!
この記事の目次
なぜ痩せたいのに食べてしまうのか?
ダイエットを始めたら普段気にもとめなかった飲食店の看板が目に付いた、気がつくとテレビ番組や雑誌のグルメ特集を見ている、買い物に行くと嫌いな食べ物まで美味しそうに見えるなど、”食べてはいけない”と思えば思うほど食べ物にフォーカスしてしまうということありませんか?
人間は”禁止”、”注意”といったことにフォーカスする傾向があるようです。だから、”食べると太る”とか”食べ過ぎてはいけない”と思えば思うほど、食べることに意識が向くので食べてしまうのです。
食欲は人間が生きるための生理的な欲求なので、食べたいと思うこと自体が問題なのではありません。
痩せたいのに太ると分かっているものを食べたくなってしまうことが問題なのです。
ですからここでは、太るものを食べたくなるという欲求を抑えるための方法についてご説明させていただきます。
太るものを食べたくなる欲求を抑える方法
”痩せたいけど、食べてしまう”と悩んでいるなら、まず、自分にいい聞かせていただきたいことがあります。
”自分の意志では食欲を抑えることができない”
食べたいという欲求は生理現象ですからそれに抵抗しようとすることは無理です。
むしろ、必要なものは食べなければ生命と健康の維持ができませんから、食欲をなくそうとしなくてもいいのです。
要するに、痩せたいなら、太るものを食べないようにすればいいのですから、太る食べ物への食欲をうまくコントロールする方法を覚えればいいだけです。
”自分は意志が弱いから食欲をコントロールすることなんてできない”と思うかもしれませんが大丈夫です。意志の強さでもって食欲を抑えこむ方法ではありませんから、意志が弱いと思う人でも出来ます。
人間の食欲のメカニズムについて知っておけば、先回りして対処できるからです。
それでは、ひとつずつご説明いたします。
太る食べものを見ない、そばに行かない
食欲を抑える一つ目の方法は、太る食べ物を自分の見えるところに置かないことです。
人間の食欲は胃の中が空っぽになったから発生するのではなく、食べ物を見たり、においを嗅いだりするなど感覚から受け取った情報が脳を刺激するので食べたいと思うのです。
ですからお腹がいっぱいでも、”別腹?”で食べられますし、テレビや雑誌、インターネットなどで美味しそうな食べものを見るだけでも食べたくなります。
街を歩いていて、飲食店から美味しそうなにおいがしてきたら、食欲がわいてきます。
だから今すぐにキッチンに行ってください。そして太る食べ物を片っ端から捨てましょう!
キッチン以外のところも全部チェックしましょう。引き出しの中、バックの中、車の中、仕事場のデスクもチェックしましょう。
太る食べ物を捨てることに躊躇してはいけません!
でも、食べ物を捨てること自体に罪悪感があれば、まとめて箱に入れてすぐに誰かにあげてしまいましょう。
すぐですよ、すぐ!取っておくと誘惑に負けて食べてしまいますからね。
また、テレビや雑誌などのグルメ情報を見ないようにしたり、飲食店のそばを歩かないようにしましょう。
これを意識的にするとっておきの方法があります。日常生活において常に、食べ物以外のものにフォーカスすることです。
たとえば、痩せたら着てみたいファッションはどうでしょう。自分が素敵に着こなしている姿を想像しながら街を歩いてみてください。
また、部屋のあらゆる目に付くところに自分が目指しているスタイルのモデルさんの写真を貼ってみてはいかがでしょうか。
ダイエット中は自炊する
自炊をすることがダイエット成功の近道です。
外食や弁当など出来合いのものはカロリーが高く、簡単に太るものが食べられるので余計に食べてしまう可能性があるからです。
自炊をすると食材を買うときからダイエットに関して意識を高く持てます。どの食べ物が痩せるのにも健康のためにもいいものなのか、逆にどういう食べ物が人を太らせたり、体調を悪くさせてしまうのかもよく分かるようになります。
作っているうちにお腹がいっぱいになってくる現象もあります。この機会にお料理の楽しさを覚えましょう。
太る食べものを買わない
太るものを食べないためには、食事の買い物のし方に注意しましょう。
1.空腹のときに買い物に行かない
お腹がすいているときは、脳が冷静になっていません。すぐに食べられる惣菜とかレトルト食品など高カロリーのものを買ってしまったり、余計に買い過ぎてしまうからです。
2.セールを避ける
安いからと言ってまとめ買いしてしまうからセール品のコーナーには近づかないでください。タイムセールで安くなっている惣菜とか、賞味期限切れが近い食品のセールも危険です。
3.値段が高い食品を買う
菓子パンやスナック菓子、インスタント食品、加工食品など太る食べ物の価格は比較的低価格ですから、ついたくさん買ってしまう傾向があります。
一方、野菜果物などの生鮮食品は値段が高めですが、低カロリー低脂肪なのでダイエットにいいものです。オーガニックの食品はさらに高めです。
なので生鮮食品で値段の高いものから買い物して行きましょう。そうすれば太る食べ物を買う予算がなくなるので、嫌でも買わなくなります。
幸せと思えることをやる
ストレスが溜まったときやイライラするときに甘いものを食べたくなりませんか?
それはストレスのために、幸せホルモンと呼ばれる脳内ホルモンセロトニンが減少してしまうので、甘いものを食べて快感を得るために食欲を発生させるからです。
このように何らかの原因でセロトニンが減ってしまうと、脳は快感を得ようとするので食欲がわきます。
だからといって、甘いものを食べることでセロトニンを増やすのでは、体重も増えてしまいます。ですから別の方法でセロトニンを増やすようにしなければ、食欲をおさえることができません。
セロトニンの分泌をうながすためには、まず自分が幸せと思うことをやることです。
たとえば、食べるのも忘れて何かに熱中することってありますよね。趣味やスポーツ、アーティストなどに夢中になっているときには、セロトニンがたくさん分泌されます。
他にも日光を浴びることやリラックスすること、また、気心の知れた家族、友人、パートナーなどと楽しい時間を過ごすことでもセロトニンを出すことができます。
幸せホルモン・セロトニンがダイエットを楽しくする!ラクに痩せられる!
しっかりと食べる
痩せるためには、食事のときにしっかりと栄養バランスの良い食事をとることが大切です。
野菜、果物、豆類、海藻類、キノコ類、穀物など植物性食品を中心とした食事を毎日決まった時間に食べれば、すべての栄養素をバランスよく摂ることができます。
でもラーメン、パスタ、カレーライスなど外食にありがちな炭水化物の多い食事をすると他の栄養素が不足しているので、体が栄養を欲しがって、しばらくすると食欲がわいてきます。
間食が多い人は普段の食事の栄養が偏っているのです。
また、ちゃんとした食事はとらないで甘いものやスナック菓子ばかりを食べるような食生活ですと、栄養不足になってしまうので、食べても食べてもまた食べたくなってしまいます。
ですから、普段の食事を栄養バランスのいい食事をしっかりと食べることが間食で余計な食べ物を食べたくなる食欲を抑えることになるのです。
しっかりと噛む
よく噛んでゆっくりと食べることは満腹中枢を刺激するので、少ない量でも満腹になりますから余計なものを食べなくてすみます。
反対に急いで食べるとお腹がいっぱいになるまでたくさん食べなければならないので、太ってしまうのです。
一口30回噛むことを目指しましょう。
慣れないと30回は難しいと思いますので、やわらかいものではなく歯ごたえのある食べ物から食べていきましょう。
もしくは、高価な食べ物を食べることにすれば、早く食べたらもったいないと思うので、ゆっくりと味わって食べることができます。
一口食べ物を口に入れたら箸を置くとゆっくりと食べられます。
しっかりと寝る
血液のなかにある食欲に関係するホルモンのレプチンとグレリンのバランスをコントロールすることによって食欲を抑える方法があります。
というとなんだか難しそうに思えますが、実はとても簡単です。
毎日最低7時間以上の睡眠をしっかりととればいいだけです。
レプチンは満腹中枢を刺激するホルモンですので、レプチンが増えれば食欲が抑制されます。
グレリンは食欲中枢を刺激するホルモンですので、グレリンが増えると食欲が増してしまいます。
でもしっかりと睡眠をとれば、血中のグレリンが抑えられ、レプチンが増えるのです。
さらに午後10時から午前2時の間に寝ているようにすれば、痩せホルモンと呼ばれる「成長ホルモン」が分泌されます。
午前0時までに床につけば、寝ている間に肌の新陳代謝が促されますから美肌になることも期待できます。
ですから午前0時までには就寝して午前7時に起きるという生活にすると、痩せやすくなりますし、美肌にもなれるということです。
まとめ
いかがでしたか。食欲は人が生きていくために必要な欲求ですから、痩せたいのに食べてしまうことに対して意志が弱いとか罪悪感をもつ必要はありません。ただ、太るものを食べないようコントロールすればいいだけです。それは食べるのを無理やり我慢するというよりも、普段の食事のときに栄養バランスのとれた食事をしっかりと食べて食べる欲求を満たすことです。さらに、しっかりと寝て、自分が幸せと思えることをやっていれば無駄なモノを食べたくなる欲求は自然に消えていきますよ。