ウィルスに打ち勝つには肉よりも野菜と果物だ!免疫力アップの食事と習慣

今、急激に世界中に広がった新コロナウィルスによって私たちはいまだかつてない出来事に遭遇しています。

こんなとき、私たちはどんなものを食べたらウィルスと戦えるのでしょうか。

そこで今回は、「鶴見式免疫治療法」の研究で知られる鶴見クリニックの医師、鶴見隆史先生と、感染症学、免疫学、アレルギー学が専門の東京医科歯科大学名誉教授、藤田紘一郎先生による、感染症のウィルスから身を守ための食事など日常の心得についてまとめてみました。

ご存知でしょうか? くしゃみや咳、鼻水などがでるのは、私たちの体の中に入りこもうとしているウィルスや細菌などの異物をくしゃみや咳、鼻水などを出して追い出してくれる「免疫」というシステムがあるからだということを。

そしてこの免疫は私たちの体に標準装備されているのです。

体の中に入りこんでしまった場合でも、免疫のシステムがウィルスなどの侵入者と戦ってくれるという体内にいるガードマンのような頼もしい存在です。

でも、免疫の力が弱ってしまうと、ウィルスに負けてしまい、風邪をひいてしまったり、何らかの感染症にかかってしまうのです。

ですから今こそ私たちは免疫力をアップする必要があるのです!

ウイルスを殺すことの出来るものは、人の持つ自然免疫力だけなのです。

出典:鶴見クリニック ホームページ、「鶴見医師に聞く「コロナウイルスへの対策」について」」

では、免疫力を強めるためには具体的にどうしたらいいのでしょうか?

鶴見隆史医師や、感染症学、免疫学、アレルギー学が専門の東京医科歯科大学名誉教授、藤田紘一郎先生が具体的な方法をアドバイスしてくださっていますので、まとめてみました。

ウィルスに負けない体を作るために日常で心得ることは7項目あります。

  1. 生野菜とフルーツをたくさん食べる
  2. 発酵食品を意識的に食べる
  3. 動物性タンパク質と砂糖菓子を少なくする
  4. 入浴で身体を温める
  5. 日光浴を1日に30分以上
  6. 毎日の適度な運動(1日に1万歩のウォーキング)
  7. 質の良い睡眠を毎晩7時間以上

ここでは特に免疫力をアップするための食事について解説していきますね。

免疫力をアップする食事とは

免疫は私たちの体内に侵入してこようとするウィルスや細菌から守ってくれるシステムですが、全身の免疫細胞のおよそ7割が集まっているのが、「腸」です。

腸の免疫を活性化しているのが腸内細菌で、体の免疫力を上げるためには腸内細菌のバランスを良くすることが重要なのです。

腸内細菌がバランス良い状態とは、「善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7」という割合で腸内に菌が存在していることです。

しかし忙しい現代人の日常では、糖質が多い外食やコンビニ弁当、レトルト食品やインスタント食品に偏った食生活になりがちですし、それに加えて睡眠不足や運動不足が慢性的になっているので、どうしても腸内の悪玉菌が増えてしまう傾向にあります。

悪玉菌の代表格は大腸菌。大腸菌が優勢になると免疫力も下がりますし、病気にかかりやすくなってしまいます。

ですから何としても悪玉菌を抑えて、腸内環境を整え、免疫力をアップしたいのです。

免疫力をアップするためには毎日、食物繊維をたくさん含んだ野菜と果物を摂ることと、発酵食品を食べることが最も効果的です。

”えっー、ちょっと待って! 野菜や果物みたいにやわな食べ物でウィルスや細菌と戦えるの?そこはやっぱり肉とかモツじゃないの!?”

と、思う方はたくさんいると思いますが、免疫力をアップするためには、肉などの動物性食品よりも野菜と果物など植物性の食品をたくさん食べた方が断然良いのです!

それでは詳しく説明していきますね。

①食物繊維をたくさん食べて免疫力アップ

生の野菜類、豆類、海藻類そして果物類を毎日食べることで、食物繊維をたくさん摂ることができます。

食物繊維をたくさん摂ることのメリットは:

  • 水溶性の食物繊維は腸内で発酵して、善玉菌を増やします。
  • 不溶性の食物繊維は便をからめて、便通を良くします。
  • 食物繊維が腸内に入ると、悪玉菌の代表格である大腸菌が、食物繊維の一つであるセルロースを分解して体に必要なビタミン類を合成してくれます。

以上のような食物繊維の働きが腸内環境を整え、免疫力をアップしてくれます。

ですから、毎日、生の野菜と果物、豆類と海藻類を食事の中に組み入れてください。

野菜と果物は”生”で食べることにこだわってください。

そうすれば、酵素をたくさん摂ることができるので、老化や病気を防ぎ、美肌にも良い「抗酸化作用」の恩恵を受けることになります。

もちろん、生の野菜と果物中心の食事をすればダイエットにもなりますので一石二鳥ですよ。

②発酵食品を食べて免疫力アップ

日本人が昔から食べていた、納豆やぬか漬け、味噌や醤油、酢などの調味料は数々の発酵菌によって作られている発酵食品です。

発酵食品を食べることが免疫力を上げる理由は、腸管の免疫細胞を刺激して免疫の働きを活性化してくれるからです。

特に味噌や納豆の発酵菌は酸に強いので、ヨーグルトなどのように胃酸に負けてしまわずに腸まで届き、腸内の善玉菌を増やしてくれます。

また、発酵食品は「リーキーガット」を防ぎ、抗酸化作用があり、美肌にも良いというメリットがあります。

なお、チーズやヨーグルトなどの動物性の発酵食品よりも上記のような植物性の発酵食品の方が効果的です。

そして多種多様な発酵食品を毎日いろいろ食べることが腸内環境を整える効果を高めます。

③動物性タンパク質と砂糖菓子を少なくする

人は体力が落ちていると感染症にかかりやすくなります。体力が落ちているときはウィルスと戦うためのエネルギーが不足しているからです。

そこで私たちは、エネルギーを補給するために”何かを食べよう”と考えて、食欲がなくても無理に食べようとしてしまいます。

”こういう時にこそ肉だ!”とばかり、動物性タンパク質を食べて力をつけようと思いますが、実は、それは逆効果なのです! 

体が弱っているときやウィルスや細菌の脅威にさらされているときには、体内のエネルギーを温存しなければいけません。

しかし、肉類など動物性タンパク質の食事をすると消化するのに体内のエネルギーを大量に使ってしまいます。

何故なら人が食べものを消化するには多大なエネルギーを必要とし、特に肉類など動物性タンパク質を含んだ食事を消化するには、約8時間ほどかかります。

そのために使うエネルギーは自転車こぎ、ランニング、水泳以上。体内にあったすべてのエネルギーを食べものを処理するために使ってしまうのです。

食べた後に眠くなる現象は、消化のために体全体のエネルギーを使ってしまうので疲れてしまうからです。

ですから、ウィルスの攻撃にさらされているような環境の中で、しかも体が弱っている時には、体のエネルギーを温存するために、食事をしないことです。

つまりここで言いたいのは、周りでウィルスがウヨウヨしている環境のなかでは、消化に多大なエネルギーを費やしてしまう動物性の食品を食べるのはやめてほしいということです。

ただし、水分をたくさん飲み、食べるのなら、果物を食べてください。

果物は自らが消化酵素を持っているため、胃での消化活動をほとんど必要とせず、体内のエネルギーを使わずに約20分ほどで胃を通過してくれるからです。

しかも食物繊維で腸の免疫力をアップしてくれます。

病気の方のお見舞いに果物が選ばれるのにはこう言った理由があるのですよ。

植物性食品の食事で体内のエネルギーを温存しつつ免疫力をアップしよう!

また、「砂糖菓子を少なくする」ことも免疫力を低下させないために必要です。

何故なら、砂糖には糖代謝に必要な食物繊維、ビタミン、ミネラルが含まれていないので、免疫力を低下させてしまうからです。

免疫力アップの食事は痩せる食事

以上をまとめますと、ウィルスに負けない体をつくるために免疫力をアップするには:

  • 食物繊維が多い生の野菜、果物、豆類、海藻類を毎日たくさん食べる
  • いろいろな発酵食品を毎日食べる
  • 動物性タンパク質の食品と砂糖菓子を少なくする

この3つを心がけましょう、ということで分かったことがあります。

日ごろから心がけていたい免疫力アップとキープの食事は、このサイトで推奨している「ナチュラル・ハイジーンの健康理論」による体にふさわしい食事と、「プラントベース・ホールフード」(未精製未加工の植物性食品)の食品を食べることにつながります。

つまり、ウィルスに負けない体をつくることは、同時にスリムで健康な体にもなるのです。

ですからこれを励みにウィルスと戦って行きましょう。そして勝利しましょう!

参考文献

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