
朝は必ずカフェラテを飲んで目を覚ます、ランチの後にはカフェラテ、そしてコーヒーブレイクにもカフェラテを飲んでなど、カフェラテは女性に人気の飲み物ですね。
でもカフェラテは飲み続けると太るばかりか、健康にもあまり良い影響を与えないということをご存知ですか?
そこで今回は”カフェラテがどれほど太るのか”についてご説明いたします。
”いや、それでも飲むのをやめられない!”という人のために、カフェラテの太らない飲み方についてもご説明しますね。
この記事の目次
カフェラテを飲み続けると太る理由
もしもあなたが、”カフェラテを砂糖なしで飲めば、太らないのではないか”と思って毎日のように飲んでいるとしたら、それは間違いです。
カフェラテばかりではなく、”コーヒーに牛乳を入れて混ぜた飲み物”も、「抹茶ミルクティー」、「ほうじ茶ミルクティー」、「タピオカミルクティー」など、コーヒーを”ティー”に置き換えた飲み物も同様で、日常的に飲んでいたら太ります。
”牛乳からはたんぱく質が摂れるし、砂糖を入れなければむしろヘルシーじゃないの?”と疑問に思われるかもしれませんね。
でもそれでかえって安心して飲んでしまうことがダイエットを邪魔することになるのです。
それがどういうことなのか、カフェラテは何故太るのかということを順序立てて説明していきますね。
では、まず、カフェラテ好きの女性に人気のある「スターバックス・ラテ」と「マウントレーニア カフェラッテ」を比べてどちらが太りにくいのかを見てみましょう。
スタバとマウントレーニアのカフェラテ成分を比較
カフェラテの成分を比較するにおいてできる限り同じ条件で比較するため、以下のようにスターバックスと森永乳業の商品を選んでいます。
- いずれもアイス(コールド・ドリンク)の商品。
- スターバックスの商品について
- カフェ店舗で販売している4種類:
- 「スターバックスラテ」
- 「低脂肪乳のスターバックスラテ」
- 「無脂肪乳のスターバックスラテ」
- 「ソイラテ」
- 以上4種類はいずれも砂糖をいれない形での提供。
- コンビニ等で販売している「スターバックス カフェラテ」(発売元:サントリー食品インターナショナル㈱)、砂糖入り。
- カフェ店舗で販売している4種類:
- 森永乳業の商品(コンビニ等で販売)
- 「マウントレーニア カフェラッテ」砂糖入り
- 「マウントレーニア カフェラッテ ノンシュガー」
- 内容量について
- カフェ店舗販売の「スターバックス」:ショートサイズ240ml
- コンビニ用商品の「スターバックス カフェラテ」:1本分200ml
- 「マウントレーニア カフェラッテ」:1本分240ml
なお糖質の量についてはいずれも表示がないため、”炭水化物量≒糖質量”と考えさせていただきました。*
*健康増進法により栄養成分の表示には「炭水化物」の表示が推奨されていますので、糖質量については特に示されていません。炭水化物は「糖質」と「食物繊維」からなっていますので、ここの「炭水化物」量がほぼ糖質量と考えてもいいと判断しました。
出典:
「スターバックスラテ」の成分量:「スタバのエスプレッソ系ビバレッジの各種栄養素」
「スターバックス カフェラテ」(コンビニ):商品成分表示
「マウントレーニア」の成分量:「森永乳業ホームページ・栄養成分表示」
以上の比較から分かることは、「マウントレーニア カフェラッテ」砂糖入りが、カロリーが166kcal、脂質が7.2g、炭水化物(糖質)が19.4gとそれぞれ一番多いことが分かります。
しかし、コンビニの「スターバックス カフェラテ」は量が200mlなのに「マウントレーニア カフェラッテ」に迫るほどのカロリー、脂質、糖質を含んでいます。
また、砂糖が入っていないのに店舗の「スターバックスラテ」は101kcalと結構なカロリーがあるのは、ミルクに入っている乳糖が多いためです。
脂質はスターバックスの「ソイラテ」が5.0gと結構多いのは意外でした。
また、低脂肪乳で作られた「スターバックスラテ」が糖質8.8gだということも驚きです。
なお「スターバックスラテ」はホットにするとそれぞれ数値が上がります。
だからスターバックスのラテ系の飲み物はホットの方が太りやすいということになりますね。
以上7つの商品を比較した結論として太りにくいカフェラテを選ぶとしたら、店舗販売の無脂肪牛乳「スターバックスラテ」か、「マウントレーニア カフェラッテ ノンシュガー」がカロリー、脂肪分、糖質を抑えているので良さそうです。
カフェラテが太る理由①ごはん1杯分相当のカロリーと糖質
カフェラテが太る理由は、白米ごはんと比べてみると歴然とします。
白米ごはん茶碗一杯は150gで、252kcal、糖質55.2g、脂質0.5gです。
ということは、「マウントレーニアのカフェラッテ」を一杯飲んだだけで、ごはん一杯分の約66%のカロリーと約35%の糖質を摂っていることになるのです!
ですから、朝にホットの「スターバックスラテ」ショートサイズに砂糖を入れて飲んで出勤し、ティータイムに「マウントレーニア カフェラッテ」を一本飲めば、白米ごはんを一杯食べたのと同じカロリーと糖質を摂ってしまうことになります。
もしもこのパターンを毎日繰り返していたら、太るのは当たり前ですよね。
カフェラテが太る理由②ノンシュガーに騙される
では、”砂糖が入っていない「マウントレーニア カフェラッテ ノンシュガー」を飲めば太らないのでは?”と思いますよね。
いや、実はこの”ノンシュガー”がくせものなのです。
「マウントレーニア カフェラッテ ノンシュガー」の販売元の森永乳業に問い合わせたところ、この商品には白砂糖は入っていませんが、人工甘味料の「アセスルハム系」と「スクロース」が入っているという回答でした。
人工甘味料入りの飲料は確かにカロリーや糖質が低く抑えられているのに甘みはしっかりと味わうことができます。
だから人工甘味料入りの飲料を飲んでしまうのでしょうが、かと言って、太らないとは言えません。
いや、かえって太ってしまう危険性があるのです!
何故なら、血糖値の急高下が起こって体内に糖がため込まれてしまうからです。
つまり、白砂糖入りの飲料よりも甘さが数百倍以上ある人工甘味料入りの飲料を飲むことによって、血液中に大量の糖が急激に送り込まれて血糖値を急上昇させてしまいます。
血糖値が急上昇すると、すい臓から大量のインスリンが分泌されて血糖値を急激に下げますが、同時に血液中で大量に増えた糖は細胞の中に取り込まれて中性脂肪としてため込まれてしまいます。
それが太る状態を作ります。
また、人工甘味料の甘い物質が脳を混乱させ、甘いものへの欲求をどんどん高めてしまい、”甘味中毒”になってしまうのです。
ですからカフェラテに限らず「ノンシュガー」という表示に惑わされないようにしてください。
なお、「シュガーレス」・「ゼロカロリー」・「糖質オフ」も「ノンシュガー」と同じことですのでご注意ください。
ダイエットにおいて人工甘味料入りの飲み物を避けるべき理由については、こちらの記事に詳しく書いてあるのでよろしければお読みください。
太らないカフェラテの飲み方
以上のことから太らないカフェラテの飲み方は”ノンシュガー”ではなく、砂糖を入れない無脂肪牛乳で作ったカフェラテをアイスで飲むことだと分かりました。
無脂肪乳でも牛乳入りの飲料は飲み過ぎないこと
しかし私には一つ気になることがあります。
確かに太らない可能性が一番高いのは”無脂肪乳で作った無糖のアイスカフェラテ”です。
でもそれをいいことに、牛乳入りの飲料を飲む量が増えてしまう人が多くなるのではないかと心配になるのです。
特に女性はヨーグルト、プリン、アイスクリームなど乳製品全般が好きな方が多いので、乳製品を大量に摂ることによる健康への影響です。
牛乳を始め乳製品が好まれる理由の一つに、牛乳にはたんぱく質が豊富に含まれているイメージがあるからだと思います。
しかし牛乳のたんぱく質、カゼインは人間の体内で消化されにくい物質のため、細胞を傷つけたり、免疫力を低下させたりするので決してヘルシーなものとは言えません。
また、牛乳に含まれているコレステロールは血中コレステロールを増加させます。
牛乳には乳糖という糖が含まれているのでダイエットにいいとは言えません。
アイスの無調整豆乳ソイラテが一番太りにくい
無調整豆乳*であれば、砂糖が入っていませんし、植物性のたんぱく質を摂ることができますので牛乳のような懸念事項はありません。
*無調整ではない豆乳には砂糖が入っています。
ですから私は、太りにくくかつヘルシーなカフェラテの飲み方は、”無調整豆乳で作ったアイスのカフェラテ(ソイラテ)を砂糖を入れずに飲むこと”と結論付けます。
しかし今のところ、”無調整豆乳使用のアイス・ソイラテ”は市販されていませんから、自分で作ってくださいね。
また、”どーしても甘みがないと…”と言う方は、自家製のソイラテにメープルシロップを少々入れて飲んでみてくださいね。
まとめ
カフェラテはおしゃれで美味しい飲み物ですが、飲み方に気をつけないと太ってしまうことがお分かりいただけましたでしょうか?
ですから、カフェラテの太らない飲み方はこのようにしてくださいね。
- 砂糖や人工甘味料を入れない
- 牛乳ではなく無調整豆乳で作る
- ホットではなくアイスで飲む
- 毎日飲まない
- 大量に飲まない