
「一大決心して始めたダイエットなのに、なかなか痩せない」、「お腹が空いたー、食べたい―、でもガマン、我慢!と思ってるのに、体重が減らない」、「甘いものの誘惑に負けそう・・・」
ダイエットを頑張っているのに、ちっとも痩せないと心が折れそうになりますよね。モチベーションは下がるし、ストレスがたまるし、落ち込むし、いっそのことダイエットをやめて、好きなものを好きなだけ食べてしまおうとも思ってしまいますよね。
いや、ここであきらめてはいけません。痩せない原因が必ずあるからです。原因を突き止めて、早めに対処してダイエット成功に向けて頑張りましょう。
ここでは、ダイエットを始めたもののなかなか痩せない場合の軌道修正法をご提案いたします。まだダイエットを始めていない方でも、ぜひ参考にしてください。
痩せない原因をハッキリさせる
「こんなに頑張っているのに痩せない」のは、もしかしたらその「頑張り」は気のせいかもしれません。
漠然と頑張っているだけではせっかくのダイエットの苦労が無駄になってしまいますから、ダイエットの「頑張りぶり」を記録してみましょう。
過去の記録や現在の経過を数字で表したり、文字にして記録に残すことで頑張り度が明確になるのです。明確になれば、瘦せない原因もはっきりとしてくるのです。
逆に明確にしないでいると、どこに頑張りが足りないのか分かりませんし、うまく行っているのかどうか分からない、痩せない、いつ結果が出るのか分からない、ダイエットのモチベーションが下がるという悪循環におちいります。
せっかく決心して始めたダイエットですから、絶対に成功させたいですよね。だから、痩せない原因をはっきりとさせましょう。
ダイエット日記をつける
ダイエットの記録をつけるとはっきりと痩せない原因が見えてきますから、ダイエット日記をつけましょう。
ただし、このダイエット日記もあいまいな記録の仕方では原因がよく分かりませんので、いくつかの注意点を上げておきます。
- 毎日体重を計る時間を決めておきましょう。
- 体の状態も同じような状態のときに体重を計りましょう。例えば、「朝、起床してすぐ」「就寝直前」など毎日やっていることをきっかけにして体重を計れば正確に比較できます。
- できれば、起床時と就寝前の一日2回計るようにしましょう。そうすれば、睡眠中のダイエット効果が分かります。
- 着衣も同じような重さのものにしましょう。裸で計ればなお良いです。
記録項目
まず、ダイエットを始める前の状態について記録をしておきましょう。
日付、体重、BMI値、体脂肪値、基礎代謝量(わかれば)
次に、何日までに何キロ痩せるという目標についても書いておきましょう。
ダイエット日記には、以下の項目について毎日記録していきましょう。
- 日時・・・体重を計った日時
- 体重
- BMI値
- 体脂肪値
- 基礎代謝量・・・ヘルスメーターによっては計れないので、できればで結構です。
- 朝食、昼食、夕食、間食の「時間」と「食べた物」と「量」・・・なるべく詳しく書いておきましょう。携帯写真でもOK。
- 起床時間、就寝時間、睡眠時間・・・睡眠時間もダイエットに影響します。
- 便通・・・排便は毎日あるべきです。排便の時間や量についても記録しましょう。
- 運動・・・通勤の徒歩や買い物など日常の行動以外で、特に体を動かしたことについて、エキササイスや筋トレ、スポーツなどを記録しましょう。
- その日の出来事・・・体調についてや、仕事の忙しさ、食事会などのイベントについても記録しましょう。
- 気がついたこと何でも・・・ダイエットとは関係ないことでも日記のつもりで書いておきましょう。
ダイエット日記のメリット
日々のダイエットの記録をとることで、自分の「頑張りぶり」がハッキリと見えて、ダイエットの進行状況を正確に把握することができます。
痩せない原因が分かります。
その日の出来事や気がついたこと何でも書き込むことによって、ダイエットのツラさが紛れることがあります。
ダイエット日記に書くことで自分の頑張りが目で見て分かりますから、自分への励ましになります。
痩せない原因の分析
断食でもしない限り、ダイエット翌日に痩せるというケースはほぼありませんから、痩せ始めるのはダイエットを開始の3日目ではないでしょうか?
同時に3日目くらいがちょうどダイエットがツラくなってくる時期でもありますので3日目に結果が出ていないと続けていく気力が失われてしまうかもしれません。
むしろ3日目に少しも痩せていなかったら、どこかダイエットのやり方が間違っていると考えるべきです。
そこで、ダイエット日記の3日間の記録を見てみましょう。
- 食べた物とその量は適切でしたか?
- 夜8時以降に食事や間食をしていませんか?
不適切な時間に食べると太りやすくなります。
ダイエット成功のカギは食事回数よりも時間帯 - 睡眠時間は7から8時間くらいとれていましたか?
睡眠不足は肥満になりやすいという研究結果があります。
寝ている間に痩せる「睡眠ダイエット」成功3つのルール
- 運動不足になっていませんか?
- 便通は毎日ありますか?
体がデトックスされていないと痩せることは難しいです。
[デトックスダイエット]毒を出せば痩せる!
(もし、ダイエット開始時からの記録をとっていなかった場合は、思い出して特に食べた物に関してできるだけ詳しく記録してみてください。)
さあ、これで痩せない原因がハッキリと見えてきたはずです。
その原因は食べた物だったのでしょうか、食べた量でしたか、それとも食べる時間に原因があったのでしょうか?
運動不足や睡眠不足になってませんでしたか?
便秘は解消されていますか?
目標を忘れてはいませんか?
これで原因が分かったら、今日からすぐに修正しましょう。
もし、何も思い当たる点がないとしたら、もう一度食べた物についてチェックしてみてください。
- 食事の中心は野菜と果物になっていますか?
- 牛肉、豚肉、鶏肉、魚などの動物性食品やその加工食品をとる量は野菜や果物よりも多くなってはいませんか?
- 砂糖の入っている飲み物を飲んでいませんか?
- 正しい指導のない断食を三日以上続けていると危険です。
すぐに軌道修正
ダイエットを始めてから軌道修正することは、後戻りするような気がするかもしれません。「ここまで頑張ってきたのは何だったのか」とむなしさを感じるかもしれません。
しかし、結果が出ないのに続けることの方がむなしいことです。
また、無理なダイエットをやみくもに続けることは体に良くありません。しかも、リバウンドという振り出しに戻るようなことになる可能性があります。
正しくダイエットをしていれば、痩せないはずがありませんので、三日たって少しも痩せない場合は、すぐに原因を追究して早めに軌道修正してください。
ほんとうはダイエット開始前によくダイエット法をよくチェックしてから始めるべきでしたが、失敗したと思わないでください。ダイエットの成功の為に、ここは思い切ってリセットしてしまいましょう。
まとめ
ダイエットを頑張っているのにちっとも痩せないというのなら、そのまま進めずにいったん立ち止まって原因を探しましょう。結果が出ないダイエットは続けるのはツライですし、むなしいです。ダイエットは成功させるためにするべきですから、早めに軌道修正して必ず「痩せる」ためにダイエットを頑張りましょう。