
ご存知でしたか? ダイエット中に食べても太らないチョコレートがあるということを。
また、ダイエット中でも”糖”は必要なもので、むしろ全面カットしてしまうと太ってしまうということを。
そこで今回は、ダイエット中でも食べられる”太らないチョコレート”と”太らない糖”の選び方についてご説明いたします。
この記事の目次
太らないチョコレートの選び方
太らないチョコレートかどうかを見分けるポイントは「原材料名」です。選ぶときにしっかりと見てください。
添加物が入ってないものを選ぶこと
太らないチョコレートは、カカオニブ、カカオバター、カカオマスなどの天然の原材料を元に砂糖・黒糖・天然糖が使われていて「食品添加物」が入ってないものです。
太るチョコレートにはカカオマス、ココアバターや粉乳、砂糖などに加えて植物油脂、レシチン(乳化剤)、合成乳化剤、合成甘味料などの食品添加物が入っています。
特に問題なのは、植物油脂(植物性油脂)で、マーガリンとかトランス脂肪酸とかの記載があれば、それは植物油脂が使われていることになります。
要するに、油が入っているので太るという訳です。
(あとで説明しますが、砂糖よりも油の方が問題になります。)
とは言え、市販のチョコレートで食品添加物が全く使われていないものは高価です。
なので、チョコレートが大好きなら自分で作った方太らないし、安全で安あがりということですね。
太らないためには、天然の原材料のみを使用していて、植物油脂などの食品添加物を一切使っていないチョコレートを選びましょう。
苦いチョコレートは太らない?
”甘いものは太るという”信仰のようなものがありますから、チョコレートも”苦い方が痩せるのでは?”ということで、ビター・チョコレートの人気が高まっています。
でも実は、低糖や無糖の苦いチョコレートよりも甘いチョコレートの方が痩せますし、痩せる体を維持するのです。
何故ならチョコレートに含まれている糖を材料にして体は糖代謝を上げてエネルギーを消費する力をあげるからです。
一方、糖が少ない、もしくは無糖の苦いチョコレートを食べると、体が”緊急用”の脂肪を溜め込んでしまうので、太るのです。
”緊急用”の脂肪とは何かと言うと、人の体が飢餓状態におちいったときに緊急対応できるように体内に備蓄しておく脂肪のことです。
つまり、ダイエットによる食事制限や断食を行うことによって、体に糖質や脂質などのエネルギーの材料が入ってこなくなったとき、体は”このままではエネルギーを作れなくなる。大変だ!”という”危機感”を持ちます。
そのような非常時に対する危機感が体に脂肪を備蓄させるのです。
また、添加物の多いチョコレートや加工食品を食べ過ると、体内が炎症を起こしてストレスを感じてしまうので、体は”エネルギーの材料を確保しないと危険だ”と感じて脂肪を溜め込みます。
苦いチョコレートの方が痩せるわけではありません。添加物が入ってなければ甘いチョコレートの方が太りませんし、痩せる体を保つことができます。
チョコレートは食べた方がいい?
食品添加物の入っていないチョコレートなら、むしろ食べた方がいい健康食品と言えます。
第1に、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールの抗酸化作用は、活性酵素などの有害物質を無害にする働きがあるので、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ちます。
第2に、先にも書いたように、チョコレートは糖代謝を上げて代謝を改善させます。
代謝が良くなると血行も良くなりますから、体調不良が改善されていきます。
第3に、チョコレートはダイエット中のストレスを抑えるために良いものです。
甘いものへの要求を落ち着かせますし、チョコレートのアロマによってダイエットのストレスも癒されます。
ただし、ごはんやパンなどの糖質を制限する代りにチョコレートで置き換えるというようなダイエットをしないでください。
食品添加物の入っていないチョコレートを適量食べるのであれば、抗酸化作用や代謝を上げる効果のある健康食品です。
太らない糖の選び方
私たちが普段摂っている”糖”つまり白砂糖を極力使わないこと、それが”太らない糖”を選ぶための大前提になります。
”そんなの簡単。コーヒーや紅茶を飲むときに白砂糖を入れなければいいだけ。”と思うかもしれませんが、実はそんなに単純なことではありません。
白砂糖はお菓子や飲料だけではなく、パン、麺、スナック、加工食品、インスタント食品、調味料やお惣菜まで市場で売られているほぼすべての食品に幅広く使われています。
家庭で作る料理の味付けにも白砂糖を使いますから、私たちが食べている食事のほとんどに白砂糖が入っているということになります。
白砂糖の摂取を極力避けるためには、まず、加工食品を食べるのを減らすこと。そしてなるべく自分で料理を作ることです。
白砂糖がダメならどの糖がいい?
”太らない糖”は黒砂糖、ハチミツもしくはメープルシロップ、そしてデーツです。和食の味付けには天然醸造のみりんを使ってください。
絶対にダメなのは、人工甘味料です。
人工甘味料のカロリーはゼロですが、白砂糖よりも大幅に血糖値を急高下させますので、インスリンが大量に分泌されてしまい、余ったインスリンが脂肪として溜め込まれる結果になってしまいます。
また、人工甘味料も白砂糖と同様に依存性が強いので、甘いものがやめられなくなってしまいます。
太らない糖のベストチョイスは果物の糖
果物から糖を摂取することが太らないための最良の方法です。
何故なら、果物に含まれる糖つまり果糖は、必ず食物繊維と一緒に体の中に入っていくので血糖値の上昇が穏やかだからです。
一方、白砂糖には食物繊維がまったく含まれておらず、糖が単体で体に入るので急激に血糖値を上げてしまいます。
急激に血糖値が上がると、血糖値を正常に戻そうとすい臓からインスリンが大量に分泌され、血糖値は急降下します。
しかし大量に分泌されたインスリンが余ってしまい、体外に排出もされないので余ったインスリンが脂肪として体内にため込まれてしまいます。
果物を食べることで果糖と一緒に食物繊維を摂取できますから血糖値を急上昇させず、太りません。
実際、果物を食べるだけで、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルだけではなく、タンパク質、糖質、脂質と人間に必要な七大栄養素を摂ることができます。
すなわち果物を食べることは、必要な栄養をまんべんなくとりながらも太らないという、ダイエットのベストアンサーなのです。
最後に、痩せるために果物を食べるにはルールがあるのでそれをご紹介いたします。
フルーツダイエットのルール
- 果物は必ず生で、できる限り皮ごと食べる。
- 空腹時や食前など何もお腹に入っていないときに食べる。
- 果物を食べるときは果物だけ単独で食べて他の食べ物や飲み物は摂らない。
- 果物を食べて20分あとに普通の食事をする。
- 果物と他の食物をまぜて食べない。(フルーツサンド、アップルパイなど)
- 食後に果物を食べてはいけない。
まとめ
いかがでしたか。甘いものが食べたくなるのは人間として自然な欲求ですから、ダイエット中も糖をすべてカットしてはいけません。エネルギー不足になってかえって太ることになってしまいますから。ただし糖を賢く選ぶ必要があります。白砂糖は極力避けましょう。そのためには加工食品を食べないことが一番いいです。糖を摂るなら果物から摂るのがベストです。また、チョコレートを食べたいなら、原材料に食品添加物を使っていないものを選べばOKです。
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