
体重は標準の範囲内だけれども、お腹がポッコリしているとか、脚がむくんでいるとか、二の腕がプルプルしているとか少し体型に不満を感じている・・・
ダイエットはしていないけれども、”これ食べたら太るかも”と、いつもちょっと不安を感じながらも結局は食べている・・・
このままじゃ”おばさん体型”になってしまうかも・・・
そんな風に思っている40代の方へ、歳をとると太ってしまうのは仕方がないとあきらめないでください。今から気をつけていけば無駄に太ることを回避できるのですから。
そこで今回は、40代の女性がこれから年齢を重ねていっても無駄に太らない体になるための食べ方と暮らし方をご提案いたします。
この記事の目次
ダイエットの本来の目的は健康な体になること

現代の日本で、私たちの周りにはいろいろな種類の食べものがたくさんあり、しかも24時間いつでも簡単に食べることができます。
しかし、いつでも手軽に食べられるからこそ、今、食べることがないがしろにされているのではないかと思います。
”時間がないから、とにかくすぐに食べられるものを食べよう”とか、”忙しくて食事の時間がもったいない”とばかりパソコンの前で食べたり、歩きながら、電車の中でも食べたりします。
このような傾向をみかけるにつけ、ある人たちにとって食事は、”お腹をみたせばいいもの”になっているのではないかと思います。
いろいろと趣向をこらした食べ物がたくさんあるがゆえに、無駄なものまで口にしてしまい、無駄に太っている人が多いように思えるのです。
つまり、”メタボ体型”や、”ぽっこりお腹”や”おばさん体型”になってしまうのは、食事に対する考え方が大いに影響していると思います。
しかし、このような体型になることは、”中年だから仕方がない”で片づけてはいけないことだと思います。
何故なら、メタボ体型は生活習慣病をチェックするめやすですし、胃腸が弱っている人はお腹がぽっこりと出てくる傾向があるように、そういう体型は見た目が残念なだけではなく健康的ではないからです。
そこでひとつご提案したいことがあります。
40代になったなら、体型にも意識を向けていただき、体重・体脂肪・BMIにおいて”標準”内におさまる体型でいてほしいのです。
そして年齢を重ねていってもずっと健康でいるために標準体型を維持していただきたいのです。
40代の理想体型についてはこの記事で詳しくご説明しております。ご覧ください。
本来、”ダイエット”という言葉は、”痩せるために食事を制限する”ということだけではなく、”健康のために適切なものを適切に食べる”という意味も含んでいると思います。
お腹を満たすためだけに何でもいいから食べるとか、好きなものを好きなだけ食べるとかではなく、本当に体に必要な栄養がバランスよく摂れるように食べ、食べる量や時間帯もベストなタイミングを選び、しかも食事を楽しむことをもっと意識していただきたいのです。
そうすることが、無駄に太ることを防ぎますし、体型もちょうどよくなれると思うのです。
では、どのようにしたら無駄に太らないで、ちょうどよくなれるのでしょうか。
無駄に太らない体をつくるために意識すること
まず、食べ物に対する意識改革から始めましょう。何が体にとって必要なのか、何がムダなのかを意識してください。
積極的に食べるもの
- 植物性の食べ物を積極的に食べる
- 旬の食材を意識的に食べる
- できる限り無農薬(オーガニック)の野菜や果物を選ぶ
- 蒸留水もしくはミネラルウォーターを飲む
極力さけるべき食べ物
- 動物性の食べ物をできる限り避ける
- 加工食品(インスタント食品・レトルト食品)を極力避ける
- 添加物を極力排除する
- 甘い飲料を飲まないようにする
太らない食べ方
- 食事をゆっくりと楽しむ
- よく噛んで食べる
- 果物、野菜を先に食べる
- 正午から午後8時までの間に食事をする
- 1回の食事で食べる量は腹八分目に
胃腸を休めるために断食する
食べ過ぎている人は消化のために胃腸を酷使しています。また、常にだるさを感じるとか、ちゃんと寝てもなかなか疲れが取れないのは、胃腸が疲れているからです。
こういう人たちは、自分の胃腸を休ませることが必要です。1週間の夕食断食をしてみてください。胃腸が元気を取り戻します。
しかも胃が小さくなりますので、腹八分目で食べることがつらくなくなり、ダイエットが楽になります。
毎日適度な運動をする習慣をつける
無駄に太ってしまう原因は、食事のとりかただけにあるのではなく、運動不足も大きな原因です。
とくに40代女性は日々忙しいこともあり、食べる量に対して運動量が少なすぎる傾向にあります。
言い換えれば、摂取カロリーの方が消費カロリーよりも圧倒的に多いのです。
さらに40歳を超えると、基礎代謝が低下していくので脂肪を燃やしにくい体になっていきますから、運動不足と代謝の低下が合わさって、太りやすくなっていくのです。
太るのを防ぎたければ、太りにくいものを食べることと、食べる量を減らすことです。しかし食事の改善だけでは太ることを防ぐことはできません。
食事制限に加えて、消費カロリーを増やすことをやっていかなくてはなりません。要するに運動量を増やすことで運動不足を解消することです。
しかし、40代で運動不足の人がいきなり激しいスポーツをやることはおススメできません。若いころと比べて体はずいぶんと硬くなっていますし、体力も落ちていますし、筋肉もなまっているからです。
また、骨も弱くなっている可能性がありますからケガをするリスクも高くなります。
大事なことは、40代から始める運動は、これからずっと続けられる運動でなければいけません。
運動によって体力を維持し、代謝を低下させないようにし、血行を良くしていくことによって健康を維持していくために毎日運動を続けていきたいからです。
もっと言えば、いつまでも自分の足で歩ける、寝たきりにならないためにこれから一生続けていくことができる運動をしたいのです。
そこで、40代で運動不足の方におススメするのは、ストレッチ、スクワット、ウォーキング、ジョギングなどの軽めで、しかも毎日続けることができる運動です。
私は毎朝と寝る前にスクワットをしていますが、体力がついて疲れにくくなりました。意外にきつくないので老後もずっと続けられると思います。とくに運動不足の人にはおススメです。
スクワットで痩せる!腹筋より楽に痩せる正しいスクワットのやり方
慣れないうちは1日5分の運動でいいのです。そのうち徐々に体力がついてきてもっと長い時間できるようになりますし、もう少し負荷がかかる運動もできるようになります。
運動をするとき、意識すべきは深い呼吸と丹田に力を入れて体幹で体を支えることです。
(丹田はおへそから指4本下のところにあります。)
ストレッチでは痛ければ効いているので良いということではありません。伸ばすべきところをちゃんと意識しましょう。肩甲骨、背中、股関節そしてひざ裏を伸ばしましょう。
日常生活では、エレベーターやエスカレーター、自転車や自動車をできるだけ使わずに、歩きましょう。1日1万歩を目指して、まず5000歩歩くことから始めましょう。
毎日入浴する
シャワーで済ませるのではなく、毎日、入浴してください。
入浴で全身を温めることによって、血流が良くなり、代謝も上がり、心も体もリラックスしてその日の疲れをとることができます。
お肌の毛穴を開いてデトックスし、湯気でうるおいを得て肌の新陳代謝を促すことができます。
入浴中にマッサージをすれば、血行改善やリンパの流れを促進するのにより効果があがります。
入浴はお湯につかっているだけでいいので、最高に楽な健康法と言えます。テレビやスマホを見ている時間を削ってまでも入浴の時間を使うことをおススメします。
早寝早起きの習慣をつける
夜更かしするメリットは何もありませんが、早寝早起きは宝の山のようにメリットがたくさんあります。
理想的な就寝時間は23時、そして起床時間は6時。これで7時間の睡眠時間を確保できますから、肥満を防ぐことができます。
逆に睡眠時間が6時間以下だったり、夜更かしをしてしまうと肥満になるリスクが高まります。
食事の時間を20時までに終えるようにすれば、胃腸も消化のための時間を充分にとることができますから、無駄な脂肪をつけることがありません。
朝には自然なお通じがあります。
午前中の静かなうちに起きて、ストレッチして体を目覚めさせると、頭も心もすっきりします。一日を元気に過ごすことができます。
早寝早起きをすることで自律神経のバランスを整えることができますので、その日の疲れがそのにとれます。
夜間にやる用事を早朝にまわすことにすれば割とすんなり朝型に変わることができます。
ぜひ、今日から早寝早起きを始めて、一生つづける習慣にしてください。
まとめ
いかがでしたか? 40代はこれからの人生をどう過ごしていくかを考え始めるのにいいタイミングだと思います。歳をとっても健康でいるために、無駄に太ることを今から防いで、標準体型を保っていきましょう。そのためには、まず何を食べるべきか、避けるべきかについて意識を高めましょう。それに加えて、適度な運動を習慣にすること、毎日入浴すること、早寝早起きをすることを実行して、素敵なエイジング世代を迎えましょう。