
”痩せるためには運動もしなきゃならないのだろうけど・・・忙しくて時間がないし、疲れているし、運動はめんどうだし、ツラそうだし、そもそも運動は嫌いだし・・・”と、結局何もしてなかったりしませんか?
けれども、そうこうしているうちに、”体には容赦なく脂肪がついてくる、どうしよう・・・”と、お悩みではありませんか?
そんなあなたのために今回は、運動しないで痩せられるダイエット方法をご紹介します。
この記事の目次
実は運動だけで痩せるのはとても大変です

毎朝走ってます、ジムに通ってます、週末はスポーツしてますなど、運動が習慣になっている人たちにとっては、ダイエットのためにもっと運動を頑張るのは簡単なことでしょう。
でも、日常生活であまり歩かない、動かない、仕事ではデスクワークなど、日ごろから運動していない人たちが運動だけで痩せようとするのはとても大変です。
とくに40代以上で運動不足の人が、いきなり運動をするのはすごくキツイです。体が固くなってますし、体が重く感じられて、手足を思うように動かせません。あちこちの関節が痛くて、筋肉痛にもなりますし、ちょっと動いただけで息切れがします。
しかも運動不足の人が運動の効果を出すのには時間がかかるので、たいていの場合、挫折しています。
それどころか、逆効果になることもあります。
というのは、運動を頑張った後はお腹がすくので、食事が美味しくって、食べ過ぎてしまうからです。また、運動した”ごほうび”とばかりスィーツを食べてしまったり、かえって普段よりも太る物を食べてしまったりするからです。
しかも、慣れない運動で足腰や関節などを痛めたり、骨折や捻挫など思わぬケガをする可能性があります。
ですから、日ごろから運動していない人たちがダイエットするのなら、運動をしなくてもいいのです。
運動なしダイエットのやり方
人を太らせる原因は、運動不足ではなく食生活にあります。太るものをたくさん食べている、食べるべきではない時間に食事している、総じて食事の量が多すぎる、早食いなど太る食べ方をしているなどの悪い食生活によって太るのです。
太る食生活を改善しないことには、運動してもその効果が期待できません。頑張った割には痩せないのです。
私は2年ほどジムに通っていますが、この2年の間に”違いが分かるほど痩せた”とか”体型が変わった”方を目撃したことはありません。変わっていないと言うことは”現状維持できている”ことなのでしょうが、それほど運動で痩せることは難しいことみたいですね。
そこで、運動なしのダイエットでは、次の2つのステップを踏んで、体重を減らし、体を軽くします。
ステップ1・・・太る食生活を改善する
ステップ2・・・便秘と睡眠の改善をする
体重が減れば、体が軽くなり、動かしやすくなるので、運動のツラさが軽減されます。”もっと痩せたいから運動しよう!”と、やる気も起きてきます。
そして、ステップ3で、無理のないダイエット運動を始めるのです。
それでは、ステップを追って見ていきましょう。
太る食生活を改善する
痩せるためには、まず、自分を太らせる悪習慣をやめることです。
以下のような悪習慣があるのであれば、すぐにやめてください!そうすれば、結果がすぐに出ます。
結果がすぐに出れば、太る悪習慣をやめた甲斐があったなと実感できますし、たとえ痩せたのがマイナス0.5キロだったとしても、「痩せた」という結果は、成功体験となりますので、ダイエットを頑張っていこうというモチベーション・アップになります。
夜遅い時間に食べる癖を断ち切る
夜遅い時間に食事をしたり、深夜に間食や夜食をする習慣があるのなら、すぐにやめることです。
ダイエットのために最も理想的なのは、午後5時か6時までには夕食を終えていることです。
甘いものを食べる癖を断ち切る
デザートやティータイム、間食などに甘いものを食べる、水分をとるときは水よりも甘いドリンク、カフェ系の甘い飲み物などを飲み、疲れたときやストレスを感じるときに甘いものを食べて落ち着かせるというようなことはあると思います。
ですから甘いものを一切食べてはいけないということではありません。
砂糖にはタバコのような中毒性や依存性があるので、食べれば食べるほどもっと欲しくなってしまうことがあり、健康のために良くないので、甘いもの依存をやめましょうと言いたいのです。
以下のようなクセがあるのなら砂糖依存症になっているかもしれません。
- ティータイムやデザートに甘いものは欠かせない
- 話題のスィーツを食べるためなら、長蛇の列でも並ぶ
- コンビニに行ったら甘いものをついで買いしてしまう
- 家には常に甘いもののストックがある
- 喉が渇いたら、甘いドリンクかカフェ系の甘い飲料を飲む
砂糖依存からの脱却法としておススメするのは、甘いものを食べたくなったら、果物を食べましょうということです。
何故なら果物にはダイエット効果が高い食物繊維が豊富ですし、果物の甘味を構成している果糖は、砂糖と違って血糖値を急に上げないので太らないですし、健康にも良いからです。
飲み物は、水、白湯、そしてカフェインなしのハーブティーを飲むようにしましょう。
ダイエット中に飲んではダメな太る飲み物。甘くても太らない飲み物。
野菜と果物をたくさん食べる
太る悪習慣を断ち切ったら、今度は良い食習慣へと変えましょう。
痩せるための良い食習慣とは、食事の量を減らすことではなく、食べるものを改善することです。
これからは、ごはんやパンが主食ではなく、野菜と果物など植物性の食べ物を主食にしてください。
植物性の食べ物が食事の全体量の7割以上になるようにしてください。
食べる量は特に制限する必要はありません。空腹を我慢できなくなってダイエットに挫折したり、リバウンドすることのないよう、満足するまで食べてください。
以上を基本的な考え方にして次のルールを守ってください。
- 朝食は食べないか、午前中に自家製の野菜ジュースのみまたはフルーツのみを食べる。*ジュースは市販のものは食物繊維がなくなっていて砂糖も添加されているものが多いのでダメです。
- 食事は正午から午後8時までの間に食べる。
- 食べ順を守る・・・①果物 ②野菜・豆・種子・海藻など植物性食品 ③肉・魚・卵など動物性食品 *どんな時でもフルーツを食後に食べてはいけません。
- 炭水化物(ご飯類・パン類・麺類)は減らすか食べない。
- 加工食品、インスタント食品を食べない。
- 食事はゆっくりとよく噛んで食べる。
- ダイエットをストレスにしない。*空腹を我慢しなければならないほどの食事制限をしないことです。
便秘と睡眠の改善をする
運動なしでダイエットを成功させるには、便秘と睡眠の改善をすることが大変重要です。
便秘癖・慢性便秘を断ち切る
便秘が癖になっていても平気だと思っているのなら、それはとんでもないことです。排便は1日に少なくとも1回はあるべきなのですから。
何故なら体の中の要らないもを溜め込んでいると、代謝が悪くなり、血行が悪くなり、体内に水分を増やしてしまうので太ってしまいます。
しかも、便秘の状態ではどんなにダイエットを頑張っても痩せることはできません。
まず、真剣に便秘解消対策に取り組みましょう。
そのためには、生野菜と果物をたくさん食べて食物繊維を集中的に摂ることです。
食事の全体量の7割以上が生野菜と果物になるような食べ方にしてください。こうするだけで便秘解消とダイエットを同時に行うことができます。
まずは、朝食を野菜ジュースにして、とにかく早く便秘クセを解消しましょう。
睡眠を改善する
睡眠不足は太るという研究結果が発表されました!ですから少なくとも7時間以上の睡眠時間をとりましょう。
遅くとも午前0時までに就寝して、痩せるホルモンが出るようにしましょう。
運動なしでダイエットのデメリット
これまでご説明したように、運動なしで痩せることは可能ですが、運動なしのダイエット方法にはデメリットがあります。
運動しないでいると筋肉が衰え、代謝が悪くなり、血行も悪くなるので、健康をそこない、老化を早めてしまうというデメリットです。
ですから、ある程度痩せたら運動も合わせて行っていくことが必要となるのです。
運動なしダイエットの最終目標
そもそも運動なしのダイエット方法は、運動不足の方や運動する習慣のない方を対象としていて、まず痩せて体を軽くすることを目標にしています。
体が軽くなれば、負荷が減りますから体を動かしやすくなり、運動を無理なく始めることができるからです。
すなわち運動なしのダイエット方法は、ある程度体重を落として、運動しやすい体をつくることで終了します。
いったん痩せたら次は、適度な運動で筋力を維持し、代謝と血行を良好に保ちながら、植物性食品を中心とした食事と質の良い睡眠をとることを習慣にしていきましょう。
そうすることで、食事と運動のバランスがとれた健康的な体がつくられていきますし、いくつなっても健康でスリムな体型を保っていけるのです。
まとめ
いかがでしたか。運動なしでも痩せることはできます。むしろ運動不足の人は、まず運動なしで痩せて体を軽くし、運動しやすい体へと変えていきましょう。そして次の段階として、痩せたカラダをキープしていくため、アンチエイジングのために運動を始めて、続けていきましょう。そうして何歳になってもスリムで健康な体を作っていきましょうね。