
空腹を我慢しなくてもいいダイエットがあったらいいなと思っているあなたに、おススメのダイエット方法をご紹介します。
それは野菜スープをお腹いっぱい「食べる」ことでダイエットできる「野菜スープダイエット」です。
この野菜スープは「脂肪燃焼スープ」とも呼ばれていて、その名の通り体内の脂肪をどんどん燃やしてくれます。
しかも、冬の寒い時期や、冷え症の方などはスープで体を温めることができるのでダイエット効果に加えて体を温める効果もあります。
さらに、作り方も簡単です。
ここでは、簡単に作れる野菜スープをお腹いっぱい食べて、体も温めてダイエットする方法をご紹介していきます。
この記事の目次
脂肪燃焼スープダイエットとは?
「脂肪燃焼スープダイエット」とは、野菜で作ったスープを”1週間食べる”だけのシンプルなダイエットです。
短期間でダイエットの結果を出したい場合におススメのダイエットです。
この「脂肪燃焼スープダイエット」には7つのメリットがあります。
- 野菜スープを作ればいいだけなので、簡単です。
- 野菜は低カロリーで低脂肪ですので、お腹いっぱい食べることができ、空腹を我慢しなくてもダイエットできます。
- 野菜に含まれる豊富な食物繊維が、老廃物を外に出すデトックス効果や便秘の改善を促してくれます。
- 野菜を大量に食べられるので、血液がサラサラになり、血行が改善されるので、代謝が上がります。
- 代謝が上がることで、余分な脂肪を燃やすくし、健康的に痩せられます。
- 血行が改善されると、新陳代謝が促されますから、お肌の調子も良くなります。
- 野菜に含まれるファイトケミカルやビタミン、ミネラルなどの栄養成分が、免疫力を上げるので病気になりにくい体づくりができます。
脂肪燃焼スープダイエットのやり方
1週間毎日、食事の一番先に野菜スープをお腹いっぱい食べること、それだけです。
食事の一番先に野菜スープを食べて満腹感を得て、他の食べ物を食べなくてもよいようにすることと、食物繊維が豊富な野菜を毎日食べることで、腸内のお掃除をし、老廃物を体外に出すことが主な目的です。
それだけでも、体重が落ちます。
でも、とにかく野菜スープであれば何でもいいというわけではありませんし、野菜スープさえ食べていれば他の食事は何をたべてもいいというわけでもありません。
そこで「脂肪燃焼スープダイエット」を効果的にするために知っておくべき注意点がありますので以下をよくご覧ください。
ベストなタイミング
空腹時に食べるのがベストです。
自分が一番食べ過ぎてしまう傾向のある時に野菜スープを食べましょう。
たとえば、夕食時に一番空腹を感じるのであれば、夕食時に野菜スープを食べます。
もちろん野菜スープを毎食ごとに食べれば、結果が早く表れます。
保温ジャーなどに入れて持ち歩きましょう。
裏ワザ的食べ方としては、宴会やパーティーなどが夜に予定されている日は、直前に野菜スープをたっぷりと食べて出かければ、それ以上食べるのは難しくなるので食べ過ぎを防止できます。
野菜スープに入れてはいけないもの
調理するときには、油と砂糖を使わないでください。
油と砂糖を使ってしまうと、野菜スープが低カロリーで低糖質でなくなってしまいます。
かつお節や昆布から出汁をとり、醤油、みりん、塩、ショウガ、にんにく、レモン汁、粉末の昆布茶などを味付けに使いましょう。
脂肪燃焼スープダイエット中に食べてはいけない物
ここでご紹介している「脂肪燃焼スープダイエット」は野菜スープ以外の食べ物も食べても結構です。完全に置き換える必要はありません。
ただし、野菜スープを食べた後に太りやすい食べ物をもりもり食べたのでは、ダイエット効果は期待できません。
炭水化物(デンプン質)、糖質、砂糖、甘味料の入った食べ物は食べないようにしましょう。
動物性食品は高カロリー、高脂肪なので極力食べないようにしましょう。
動物性食品を食べないことによって、タンパク質不足を心配するかもしれませんが、タンパク質は植物性の食品(納豆、豆腐など)や野菜からとることができます。
お酒は飲まないこと
お酒は糖質が多い、カロリーが高いという理由でダイエットの敵となるということはご存知だと思います。
では、「糖質ゼロ」「カロリーゼロ」のお酒を飲めばいいのではと思うかもしれませんが、糖質やカロリーだけが問題ではないのです。
お酒の「アルコール」が一番の問題で、「アルコール」が脂肪燃焼を邪魔してしまうのです。
お酒を飲むと、私たちの体はアルコール成分を分解することを最優先にするので、食べ物を消化吸収する作業や代謝機能が一時停止の状態にされてしまいます。
しかもアルコールが分解されたあとに生成された物質、アセトアルデヒドとニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NADH)やアセチル補酵素Aは、体内に脂肪を作り、貯蔵するという迷惑な働きをしてしまうのです。
ですから、せっかく野菜スープを食べて脂肪を燃焼させようとしているのに、お酒を飲んでしまうと、逆に脂肪がつくられてしまうということになるのです。
したがって、ダイエット中は飲酒をしないでください。
おススメの野菜
タマネギ
タマネギの辛みと香りや涙を出させる成分が消化液の分泌を促進して消化を助け、血液をサラサラにするので新陳代謝を促します。
ニラにも同様に血液サラサラ効果があります。
タマネギに含まれるビタミンB1は炭水化物の代謝を助けるのでダイエット効果があります。
キャベツ
食物繊維が豊富なので、腸内を大掃除し、腸内環境を整えて、便秘の改善へと導きます。
風邪の予防、疲労回復、肌荒れに効果があるビタミンCを豊富に含んでいます。
別名「キャベジン」と呼ばれるビタミンUが、胃や十二指腸の潰瘍の予防や治療に役立ち、ジアスターゼは、胃酸過多・胃もたれ・胸やけなどの消化不良を改善します。
胃の調子が良くなり、消化不良が改善されるということは未消化の食べ物が体内に残留してしまうことが無くなるので、体に無駄な脂肪が溜め込まれなくなります。
セロリ
日本人の食事は、味付けに塩分を多用してしまいがちなのですが、セロリはカリウムがたくさん含まれているので摂り過ぎてしまった塩分を体内から排出してくれます。
また、食物繊維が豊富ですから老廃物も排出してくれます。
セロリ独特の香りには、イライラをしずめて精神を安定させる働きがあるそうです。
葉の部分も栄養豊富ですので、捨てないで使ってください。
カリウムが多く含まれている、パセリやシソでも代用できます。
ニンジン
抗酸化作用のあるβカロチンが豊富なので、アンチエイジング効果があります。また、免疫力を高め、ガンの発生を防ぐ効果も期待できます。
体を温めるので、冷え症や低体温症を改善し、血流も良くなるので代謝が上がります。
トマト
活性酵素を減らすリコピンが含まれているのでアンチエイジング効果があります。
トマトは未熟性なものでは赤い色素のリコピンがないので、必ず完熟トマトを使いましょう。
トマト果汁の中には、脂肪を燃焼させる成分があるそうで、トマトを食べると肝臓で脂肪燃焼に働くタンパク質をたくさん作るということです。
ピーマン/パプリカ
ビタミンCをたくさん含んでいて、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。
オレンジや赤のパプリカは太陽をたくさん浴びているので、ビタミンCが緑のピーマンより多く、オレンジなら1/6個、赤なら1/3個で一日に必要なビタミンCを摂取することができます。
ピーマンなら加熱してもビタミンCがそこなわれません。
ビタミンCは、モロヘイヤやブロッコリー、カリフラワーレッドキャベツにも豊富です。
緑黄色野菜・キノコ類
脂肪燃焼スープには他にも、アスパラガス、ブロッコリー、小松菜、春菊などの緑黄色野菜をおススメします。
また、キノコ類は食物繊維が豊富で低脂肪、低カロリーですし、スープの具としても非常に相性がいいです。マイタケ、エノキ、シイタケ、しめじなどもスープに入れて味のバリエーションを楽しみましょう。
マイタケを煮ることで溶け出す「MXフラクション」という成分には、脂肪を取り除く作用や、食べた物が脂肪になることを防ぐ作用があるので、特にマイタケはおススメです。
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脂肪燃焼スープの作り方
作り方は非常に簡単です。野菜はダイエット効果が高いもののうちから自分の好きなものを選んで、煮込めばいいだけです。
ここにご紹介したのは、脂肪燃焼スープのほんの一例です。
具材や味付けをいろいろとアレンジして1週間飽きないようにしましょう。
材料
- タマネギ・・・大 3個
- ピーマン・・・1個
- セロリ・・・(太いもの)1本
- キャベツ・・・大 1/2個
- 完熟トマト・・・大 3個(または、ホールトマトの缶詰1缶)
- マイタケ・・・一株
- ショウガ・・・1片
- チキンスープの素/コンソメスープの素・・・1個
- 水・・・2~3リットル
作り方
- 野菜を食べやすい大きさに切る
- ショウガは細かく刻むか、おろす
- 大きな鍋にすべての材料と、水、チキンスープの素を入れて煮込む
- 煮込む時間はお好みで加減するが、10分ぐらい。
- ショウガの他に、唐辛子、キムチなど脂肪燃焼パワーのあるスパイスを加えるのも良い。
- 味付けにカレーパウダー、昆布茶パウダー、鰹節などお好みでアレンジ可。
- 塩分の摂り過ぎを防ぐため、塩はこれ以上加えない。
- 無調整豆乳(砂糖が入っていないもの)や酒粕などで煮ても良い。
保存・作り置き
一回に食べる量の目安は、お腹がいっぱいになるまでです。
上記のレシピでは1回に食べきれない量があるので、夏場であれば余った分は冷蔵庫で保存してください。
作り置き分は、冷たいまま食べても大丈夫ですが、温める場合は食べる量だけその都度温めてください。
好転作用について
これまで野菜中心の食事をしてこなかった方や、野菜嫌いの方、動物性食品が大好きの方が「脂肪燃焼スープ」で急にたくさんの量の野菜を食べると、体にいろいろな反応が起こることがあります。
それは、野菜によって体内が、特に腸が大掃除されているので、はきだされた老廃物などの毒素が外に出るために起こることですから、慌てないでください。
毒素が外に出る経路は腸だけではなく、皮膚、汗腺、鼻、口からも毒素が出てきます。
個人差がありますが、たとえば、臭くて黒い宿便が出る、体臭が臭くなる、吹き出物が出る、鼻水やたんが出る、口が臭いなどの現象が現れることがあります。
私の場合は、下痢のような宿便が出る日がしばらく続きましたし、風邪をひいていないのに鼻水が出ました。口の角(こうかく)の皮膚が切れたり、顔に吹き出物ができたり、手足の皮膚が粉を吹くように剥がれ落ちることもありました。これらの現象がかわるがわる起こってすべてが終わって落ち着くまで約3か月かかりました。
けれども、体重もこの3か月のうちにラクに3キロ減ったので、これまでの不快な現象が報われたという感じです。
まとめ
いかがでしたか?脂肪燃焼スープダイエットの特徴は、簡単に作れて1週間で結果が出る短期決戦型のダイエット法です。しかし、野菜中心に食べるという良い習慣をそのまま続けるとヤセ体質に変わっていくので、1週間後もぜひ、野菜中心のダイエットを続けて行きましょう。