低カロリーダイエットで免疫力アップ!風邪をひきやすい人にも

風邪をひきやすい人は、免疫力(めんえきりょく)が弱いといいます。

だから、風邪をひかないためには、免疫力を高めればいいということですね。

ところで、低カロリー食の方が免疫力が高まる*という研究結果があるそうです。*1)2)

それなら、ダイエットを利用して免疫力を高めれば、痩せるし、風邪をひかない丈夫な体になれるということで一石二鳥ではないですか?

ここでは、ダイエットをしながら免疫力を高める方法をご紹介していきます。

免疫力とは?

免疫(めんえき)とは、病気(疫)からのがれる機能のことです。たとえば、風邪の菌(ウィルス)が体内に入って来たとしたら、その菌と戦って、排除しようとしてくれるのが免疫です。

病原の菌に抵抗して、排除する力のことを免疫力といい、「免疫力がつく」とは、ある特定の病原体に一度感染して回復できると、抵抗性を持つようになり、二度と同じ病気にかからなくなることをいいます。

つまり、免疫力が強ければ、風邪がはやっていても風邪をひきにくくなるということです。

では、何故、低カロリーダイエットをすれば免疫力が高まるのでしょうか?

免疫力を上げるダイエット

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低カロリー食の方が免疫力が高まる」と言われる理由は、こういうことが考えられます。

高カロリーの食事を摂っていると、どうしても消費カロリーに対して摂取カロリーが上回ってしまいます。そうすると摂取したカロリーを消費しきれないので、余ったものが脂肪となって体の中に溜め込まれてしまうことになります。余分な脂肪があることで、代謝の動きが鈍くなってしまいますから、血行が悪くなり、ますます体の脂肪が燃えなくなり、体が冷えてしまうことになります。この体の冷えが免疫力を下げてしまうのです。

一方、低カロリー食では、摂取カロリーと消費カロリーが同等もしくは、消費カロリーの方が上回りますから、下記のような流れになるのです。

代謝がアップする
   ↓ 
血行が良くなる
   ↓ 
体の余分な脂肪が燃える
   ↓
体が温まる
   ↓ 
免疫力がアップする

低カロリー食とは

低カロリー食とは、文字通りカロリーの低い食べ物のことですが、ここで重要なのは、カロリーの低さだけにフォーカスしてはいけないということです。

というのはカロリーの数値だけを低くして、栄養バランスを考えないでダイエットをすると、体を冷やすことになって、免疫力が下がってしまうからです。

ポイントは、免疫力を上げるビタミン、ミネラル、タンパク質の多い食物を積極的にとり、カロリーを減らす食事をすることです。

そして、カロリーを減らすためには、炭水化物や糖質の多い食べ物を避ければいいのです。

したがって、免疫力をアップする低カロリー食とは、炭水化物や糖質を抑えつつ、ビタミン、ミネラル、タンパク質を多く含む食べ物を積極的に摂ることです

免疫力アップには適度な運動が必要

代謝がアップする → 血行が良くなる → 体の余分な脂肪が燃える → 体が温まる → 免疫力もアップする

この流れをつくるためには、食事も大切ですが、代謝を上げるために適度な運動をして、筋肉を鍛えることです。

歳をとるにつれて、どうしても筋力が衰えてきますし、さらに日常の運動不足によって筋肉量そのものが減ってきてしまいます。

特に足腰の筋肉を衰えさせないことは、ダイエットのためにも、代謝アップのためにも必要ですが、今後歳をさらに重ねて行っても健康な体を維持するために必要なのです。

筋肉を鍛えておくこと、必要な筋肉量を保っていけば、免疫細胞が活性化し、免疫力がアップします。

ただし、普段から運動の習慣のない人がいきなり体力に見合わないきつい運動をしたり、疲労を感じるまで運動をするとストレスになってしまうので、かえって免疫力を落としてしまうことになります。

ですから、ふだんより歩く時間を増やす、ラジオ・テレビ体操、ストレッチやヨガをするなど自分のペースで続けられる運動を毎日行うようにしてください。負荷をかけることよりも、少しでもいいので毎日続けることが大事です。

低カロリーダイエットのまとめ

いかがでしたか? 必要な栄養素をしっかりとった低カロリー食のダイエットと適度な運動を行うことで、免疫力を上げることができそうですね。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

よろしければ、今からでもすぐに低カロリーダイエットを始めてください。

でも、痩せるだけじゃなく、免疫力も高まるという一石二鳥のメリットのある低カロリーダイエットの仕組みについてもっと知りたいという方は、ぜひ以下も続けて読んでください。

風邪をひきやすいとお悩みの方もぜひお読みください。

「風邪をひきやすい」から脱却する

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風邪をひきやすい人は、免疫力が弱いと言えます。

ところで、免疫力には、白血球という細胞が大きく関係しています。

そして、医学博士、安保徹先生の研究により、自律神経の働きが白血球に影響するということが分かってきました。

つまり、「自律神経」「白血球」「免疫力」この3つの関係を理解しておくことが、風邪をひきにくい体へと改善する方法を探るポイントになりそうです。

自律神経の乱れが免疫力を下げる

人間の体を守る免疫細胞は、白血球です。白血球の95%は、主に細菌を攻撃する顆粒球(かりゅうきゅう)と、ガン細胞などを攻撃するリンパ球の二つから構成されています。

この顆粒球とリンパ球は、自律神経の影響を受けて増減します。

自律神経とは、私たちの内臓や血管など、体の諸機能をコントロールしている神経です。交感神経と副交感神経があり、この二つがバランスを取り合って働いています。

交感神経は、主に昼間に働き、アクティブな活動を支えてくれます。

副交感神経は、主に夜に働き、体をリラックスさせ、休息をもたらしてくれます。

ですから、もし、徹夜をして夜に休息を取らず、昼間に寝ているというような昼夜逆転生活を続けているなら、自律神経が乱れてきます。

また、連日の残業や休日出勤など過労によるストレスや、人間関係の摩擦など、過度にストレスがかかる生活を続けていると、自律神経が乱れます。

そして、自律神経の乱れが免疫力の低下をうながし、病気を発生させる原因となっているのです。

したがって、昼間はアクティブに活動して、夜はリラックスして昼間に働いた体を休ませてあげるという、ごく普通の生活パターンが、病気を防ぐことであり、健康な生活をいとなむということになります。

ですから、風邪をひきやすい人は、今の生活パターンやストレスをよく観察してみてください。どこかに自律神経を乱れさせる原因があるはずです。

まず、自律神経がバランス良く働けるように、昼はアクティブに夜は休息をとるという生活に戻してください。

ストレスに関しては、場合によっては、すぐに解消することが難しいかもしれません。ですから、ストレスという緊張状態(交感神経が優位)が長く続かないように工夫してください。

休息をとること(副交感神経が優位)も、免疫力をあげることです。

具体的には、残業時間を減らす、休日は出勤しない、その代わり、趣味や娯楽を楽しむ、親しい人たちと時間を過ごすなど、ストレスを感じてしまう時間(交感神経が優位)を減らし、楽しい時間やリラックスできる時間(副交感神経が優位)を増やしていきます。

ちなみに、ダイエットをいくら頑張ってもストレスがあると、免疫力が落ちるので効果は期待できません。

自律神経と食べることの関係

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ところで、食べることは、交感神経または副交感神経のどちらの働きに関係するのでしょうか?
実は、副交感神経が食べることと、消化管活動を支配しています。副交感神経は、休息・睡眠で疲れをいやすことのほかに、食べることでエネルギーを取り入れて、そのエネルギーを使えるように蓄積するという働きをします。
ものを口にすると、副交感神経が働いて、リラックス状態になります。噛んで、飲み込んで、消化、吸収が始まって、排泄するという一連の現象は、エネルギーを蓄積するための働きなのです。
その逆に、交感神経の本当の働きは、エネルギーの消費活動なのです。
 
ですから、私たちの体を維持するために必要な「食べる」という行為でエネルギーを蓄積しておき、蓄積されたエネルギーを使う(消費する)ことで活動するという、私たちの日常の生命維持活動を自律神経が担っているのです。
だからこそ、自律神経が正しく働くように、バランスのとれた食生活と健全な生活のパターンをいとなむことが、免疫力を高めることであり、病気にかかりにくい体を作ることになるのです。
 

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出典:「タニタの健康応援ネット:からだクローズアップVol.18」https://www.karadakarute.jp/tanita/kcloseup/kcup18.jsp
脚注1)Janko Nikolich-Zugich et al., Proceedings of the National Academy of Sciences, USA(PNAS,2006; 103: 19448-19453)
2)Medical Tribune  2007.2.8. (VOL.40 NO.6) p.01

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