そのダイエットに警告!痩せててもメタボ!?

日々ダイエットに励んで、理想の体型をキープしているあなたに残念なお知らせです。体重はいい感じでも、もしかしたらあなたは「隠れメタボ」になっているかもしれないのです。

実は、見た目では全然「メタボ」じゃないのに、「メタボ」と同じ診断基準に当てはまる「隠れメタボ」となっている人が増えているそうです。そして、「隠れメタボ」も「メタボ」と変わらず健康に重大な悪影響を及ぼすということがわかりました。

ここでは、NHKの「あさイチ」で放送された(2016.8.24)ダイエッターの方に必見の「隠れメタボ」についてまとめました。

隠れメタボとは

 

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2016年5月に厚生労働省は、腹囲が基準値以下でも高血圧や脂質異常などで心臓疾患を発症するリスクの高い人、いわゆる「隠れメタボ」の人を「非肥満保健指導」の対象とすると発表しました。

つまり、見た目は全然太っていないのに、高血圧、高血糖、脂質異常のうち、2つ以上に当てはまるのなら、あなたは「隠れメタボ」なのです。

驚くべきことに、「メタボ」の人が960万人と推定されるのに対して、「隠れメタボ」は、914万人もいるといわれています。ほぼ半々ではないですか!

では、「メタボ」と「隠れメタボ」の違いは何でしょう?

隠れメタボの診断基準

「メタボリックシンドロームの診断基準」は以下のようになっています。

  • ウエスト(おへその高さの腹囲)が男性85cm、女性90cm以下
  • BMI値(肥満度を表す体格指数)は25未満  計算式 [体重kg ÷ (身長m × 身長m)]

 

そして、以下の数値に2つ以上あてはまる

  • 高血圧: 最高130mmHg以上、最低85mmHg以上
  • 高血糖: 110mg/dl以上、もしくは、hbalc6.0以上(空腹時)
  • 脂質異常: 中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満のいずれかまたは両方

「隠れメタボ」の場合は、高血圧、高血糖、脂質異常の数値のうち、2つ以上に当てはまった場合とされて、腹囲やBMIでは判断しません。

つまり「メタボ」と「隠れメタボ」の違いは外見だけと言ってもいいでしょう。むしろ「隠れメタボ」は外見で判断できない分、「メタボ」より病気のリスクを見逃しやすいということになります。

ここまで読んでみたあなたは、何か思い当たることはありませんか?もしかしたら、あなたの健康診断結果のなかに基準値超えの数値があったけれども、無視していたのではありませんか?だとしたら、大変なことになるかもしれません。

隠れメタボの原因

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無理なダイエット

食事量を減らしたり、絶食をしたりして無理に痩せようとすると、体が飢餓状態となります。女性の場合は飢餓状態なると生命の危機を感じて、脂肪をためこんでしまうのです。絶食しても体内に脂肪が蓄積されてしまうのです。

また、栄養のバランスを考えずにダイエットをすると、栄養不足となるため代謝が低下したり、ホルモンのバランスが悪くなったり、免疫力が低下するなど様々な不調を起こしてしまいます。

運動不足

現代人は運動不足になりがちです。運動不足になると、筋肉がおとろえたり、筋肉量が落ちますから、代謝が悪くなって血行不良や血糖値が不安定になってしまうのです。

閉経後の女性

女性は閉経すると女性ホルモンのエストロゲンが不足してくるため、血圧や血糖、コレステロールの調整力がおとろえて、高血圧、高血糖、高コレステロールになる傾向があります。

生活習慣

忙しい毎日の中では食事が不規則になりがちです。朝食を食べないで出かける、夜遅くに帰宅してから食べる、忙しいので食事をしないというようなパターンになってしまいがちです。また、どか食いをしてしまったり、スィーツやジャンクフードを食べ過ぎたりといったストレス発散的な食べ方が、隠れメタボの原因となってしまうのです。

隠れメタボの危険性

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隠れメタボの状態を放置してしまうと、動脈硬化による心臓疾患や、脳卒中脳こうそくになる危険性があります。

「あさイチ」に登場していた美容師の女性は、1日1食1品だけという過酷なダイエットをしていたうえに、美容師という職業柄、食事時間が不規則となっていたので、ある日突然倒れてしまったそうです。

また、あるIT系のお仕事をしている女性は、忙しい仕事をしながら不規則な食生活を続けていたのですが、運動不足解消のためスポーツをしていたとき、突然手がしびれてきて、脳こうそくで倒れてしまったそうです。

40代と50代の太っていない女性の方たちにも「あさイチ」では血液検査などを受けてもらいました。見た目では素敵な体型の方たちの中からも数人の方に、血糖値が高い、脂質異常、高血圧という結果が出てしまいました。

彼女たちに共通して言えることは、食事のバランスがとれていないことと、運動不足だったのです。

このように、見た目では病気になりそうな体形ではないので、自分も周りも危険性を見過ごしてしまうのが「隠れメタボ」の恐ろしいところです。

健康診断の結果をよくチェックして基準値を超えている数値があったら、すぐに対策を始めてください。

隠れメタボ解消法

 

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「あさイチ」では、田中宏暁さん(福岡大学 スポーツ科学部運動生理学研究所 教授)から、運動不足解消のエキササイス「SJT40」のご紹介がありました。室内でもできる簡単な方法ですから、今日から始めてみませんか。

  1. SJは「スロージョギング」誰かと2人でおしゃべりしながら走れるようなスピードだということです。
  2. Tは「ターン」6歩進み、3歩目でターンします。(つまり、行ったり来たりですね。)このターンの時に使う筋肉への負荷やエネルギー消費も大事だそうですので、必ずターンをいれてくださいということです。
  3. 40は、1分間を1回として、1日40回行ってください。朝に20回、夕方に20回というように分けてもいいということです。

安全にダイエットしよう

 

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あなたはダイエットの結果を早く出したいと思っていますか。1か月でマイナス5キロとか無理な目標を立てて、自分を絶食状態に追い込んでいたりしませんか。

「あさイチ」に登場した女性たちのように、40代以上の女性が隠れメタボになるリスクが高そうです。この年代の女性は職場でも家庭でも忙しい日常生活の中、運動不足になりがちです。食事も食事時間が不規則になったり、外食やコンビニ食で済ますなど、栄養のバランスがとれなかったり、ダイエットを頑張りすぎて食事の回数を減らしてしまうなどの傾向が見受けられます。

また、アラフォー世代になるとお腹の下がポッコリしたり、背中にも二の腕にも肉がついたりと、これまでついていなかったところが太りだして、体型が徐々に変化して行きます。

私も40代のはじめから徐々に体脂肪が増えてきました。これまでと同じようなものを同じような量食べているのに、太ってしまう、今まではちょっとダイエットすればすぐに痩せたのになかなか痩せないというような変化が見られました。特に肉料理や油っぽいものを好んで食べていないのに、コレステロール値が年々増えて行ってしまいました。

自分の体型が明らかにエイジングの方向へ変化していくことへの恐れや不安があったのでしょう、私はなんとか早く体型を元に戻そうとする気持ちが強くなって、1日1食ダイエットや、炭水化物抜きダイエットなど、すぐに結果がでるダイエットを試みました。痩せることはできましたが、食生活を元に戻したらすぐに体型も戻ってしまいました。

いま、隠れメタボのことを知り、あのときに無理なダイエットをしていたことが、どれほど危険なことだったのかと恐ろしくなりました。

隠れメタボは、ダイエットを頑張りすぎる40代以上の女性への警鐘だと思います。というのは、メタボの検診対象年齢は40代以上ですが、体型がメタボ的な方向に変わっていく年代と生活習慣病のリスクが高くなる年代とがちょうど同じところにあるからです。ですから、40代からは栄養と運動のバランスを考えて、健康的なダイエットでスリムな体系を保つ努力をしていきましょう。

まとめ

いかがでしたか。太っていなくても「隠れメタボ」になっている場合があること、無理なダイエットの結果が、心筋こうそく、脳こうそくなど命にかかわる病気を発症させる危険性があること、またはその後遺症で一生不自由な生活を強いられることになるかもしれないということでした。ぜひダイエットは、体の健康を重視したうえで賢く行うようにしてください。

 

 

 

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